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ようやく、事務局のバックシステムが整い始めました。
ダンボールマニア島津です。
今日はみなさんに、「ナミナミ」について少し好きになっていただきたいと思います。

ダンボールの小話

さて、いきなりですが!!

ダンボールの特徴は?

と聞かれたら、どう答えますか?

僕なら

「折れること」

と答えると思います。

通常よく目にする素材。
例えば木、鉄、ガラス等であれば、折ろうと力をくわえると割れたり、もしくは大掛かりな設備がいりますよね。

かといって薄い紙のように、「折る」ということはできても、「丈夫さ」はありません。

紙以上、木材未満。
折ることもできて、そこそこ程度丈夫。

これが、ダンボールが工作に向いている特徴の一つだと思います。

「折る」と「ナミナミ」の密接な関係

では、なぜ折る事ができ、かつ丈夫さを保てるのか?
それは、中の中空構造、つまりナミナミのおかげです。

厚みのある材料を曲げると、内と外の距離の「差」が出てしまい、外側が裂けてしまいます。

その「差」を、中の中空構造のナミナミの中に巻き込むことで、外側の紙にかかる負担を最小限にしてくれています。

「時には折れる事も必要ってことなんですよね」

なんて格言めいた事は言うつもりはさらさらありませんが、普段何気なく見ているものには、工夫や技術、ノウハウがつまっています。
そんな視点で、改めて日常使うものも見ていくことで、きっと違った発見や面白さに出会えます。
そして、子どもにもその視点をもってのぞむことで、子どもの意外な面も見えてくるかもしれませんね。


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島津 聖

ダンボール王子 / 事務局長ファザーリング・ジャパン関西
2016年4月よりファザーリング・ジャパン関西の事務局長に就任。[⇒詳細プロフィール]