円満退職の秘訣理事長の篠田です。

昨日、今も継続する交友関係や仕事の受注があることは、100% 円満退職のおかげということを書きました。

たぶん、みなさんにとってお役に立つ情報ではないと思いますが、あえて100%円満退職を実現するコツをまとめてみたいと思います。

一言でいうと、「好きなままで辞められるかどうか」。
そのために、大きく3つのポイントが大事だと思います。

① 仕事が一番好きで楽しいときに辞める

これは意外かもしれませんが、僕は一番大切なことだと思っています。

続けていたらもっと楽しい仕事があるかもしれません。
いや、絶対にあると思います。

ただ、次に楽しい仕事に出会えるかどうかはわかりません。

大事なのは、そのときに「今の仕事最高やな!」と思えていることです。

② 人員計画を考えて上司に伝える

僕は人事が長かったので、これもすごく意識しました。

退職の意向を上司に伝えたのは5月でした。
退職の11ヶ月前、ってか年度が始まってほぼ直後です。

公務員を例にとってお話すると、公務員は夏に採用計画や大まかな組織人員を固めるんです。
次年度の組織がうまくいくためには、当然いい人材を確保してもらう必要があります。

そのためには、人事のフローに自分の人事異動を乗せておくことが大切なんですね。

③ 辞めるまで仕事を全うする

これは、当たり前といえば当たり前ですね。

年度末まで糸が切れることがないほど安定して仕事があったので、普通に仕事をしました。
結果的に、有給休暇は消化することなく、ほとんど余ったままで退職しました。

別に余らせたことを自慢するわけではありません。
むしろ、残念ながら自慢できるものではありません。

年休消化については賛否両論あると思いますが、休みたいとき、休む必要があるときに願いが叶えられることが重要であって、余ってるからと権利行使するのは好きではありません。

好きな仕事だったら、最後まで遣り遂げたいと思うのは普通ですよね。

***

好きなままで辞めるのってなかなか難しいですね。
多くの人にとって①が難しいからかなと。

そりゃそうです。
楽しいときに辞めるなんて普通に考えたらアホです。

でも、そこで辞めれたら、いい思い出として永久保存されるんですよね。
結論、円満退職の実現は、「自分で仕事の幕を一番降ろしにくいときに降ろすこと」かなと。


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篠田 厚志

理事長 / おやこヒッチハイカーファザーリング・ジャパン関西
三児の父親。安定の大阪府庁を退職し、NPOの世界へ。 父親の子育てはやれと言われてやるもんじゃなく、できる仕組みを作ることが大切。「父親の子育てをヤバくする」をミッションに活動するファザーリング・ジャパン関西の理事長を務める。[⇒詳細プロフィール]