100年経ってなお大きくなるビジネスモデル(Vintage Gillette)

理事長の篠田です。

今、大変分厚いビジネスモデルの本を読んでいます。

はじめは読み切れるかなぁと思っていましたが、いざ読んでみるとメッチャ面白い。

まだまだ序盤(1/4くらい)ですが、「へぇ〜」と思うことがたくさんあります。

この時点で非常に面白かったのは、ジレットという人の話。
男性の多くは、この名前に耳残りがあるはず。

そう、ひげ剃りのジレットです。

彼が世の中にいわゆる「替え刃モデル」というビジネスモデルを作ったはじめの人だそうです。

本体で儲けず替え刃で儲ける

替え刃モデルというのは、本体を安く売って、その後の消耗品やサービスなどで稼ぐビジネスモデルのこと。

僕もとてもお世話になっています。ジレットではなかった気もしますが・・・。

汎用性が高い替え刃モデル

このビジネスモデルは、替え刃に限らずよく見かけますよね。

たとえばプリンターなら本体ではなく、インクカートリッジで儲けていますし、携帯電話は本体無料で通信料で儲けています。

最近よく見るのはあれですね、ネスプレッソ。

どんな業界でもありなビジネスモデル、すごいですね。

ゆっくり観察してみると…

ジレットの元々のヒントは、瓶ビールなどの王冠にあったそうです。

一度使われたら捨てられるものを発明すれば、安定したビジネスになる。

この発想が起点となり、市場をつくりあげていきました。

身近にすぐ捨てるものがあったら、一度ゆっくり観察してみたら、思わぬ発見があるかもしれませんね。

100年経ってなお廃れないモデルというのはホントに素晴らしい。

でも、きっとビジネスだけじゃなく、子育てにもそういうモデルってあるような気がしているんですよね。きっとみんな気づいてないだけで。

 

(img via Nicolas Buffler)


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篠田 厚志

理事長 / おやこヒッチハイカーファザーリング・ジャパン関西
三児の父親。安定の大阪府庁を退職し、NPOの世界へ。 父親の子育てはやれと言われてやるもんじゃなく、できる仕組みを作ることが大切。「父親の子育てをヤバくする」をミッションに活動するファザーリング・ジャパン関西の理事長を務める。[⇒詳細プロフィール]