『ONE PIECE』はなぜ人の心をつかむのか?

篠田です。

僕はずっと少年ジャンプで育っています。

思い入れのあるマンガは多いんですが、そのなかでも『ONE PIECE』はチョット別格です(現在80巻まで発売中)。

世界的な人気を誇る本作品の人気やストーリーは言わずもがなです。

本作品の人気の秘密も様々な角度から、いろんな人によって描かれているので、僕が改めて言うまでもないかもしれません。

ただ、先日の少年ジャンプを読んでいて、他であまり言われていない人気の秘訣を感じました(ネタバレ有りなので、まだ読んでない方はページを閉じてください)。

人の心をつかんで離さない理由!

これを見てください。

『ONE PIECE』はなぜ人の心をつかむのか?(少年ジャンプ2016年13号より)

そう、男はみんな忍者好き!

このひと言を、登場人物(フランキー)に言わせている尾田栄一郎さんのセンスヤバい!

さらに!!

実際に読んでほしいんですが、普段シリアスな役どころのゾロやローまで巻き込んで、「男は全員忍者好き!」ということを強く印象づけています。

この演出がにくい!にくすぎる!

そしてそして!

最後には、全員の忍者へのリスペクトに100%のチカラで答える雷ぞう。

こりゃみんなオチるわ。

少年のごときマンガキャラクターに、少年の心を残した自分を重ねて読んでしまうことで、マンガの世界観に入り込んでしまう。

これこそが、『ONE PIECE』が人の心をつかむ理由なのだと思います。

自分を重ねて見ること

子どもとの関わり方がわからない・・・そんな男性はとても多いです。

そんな方はぜひ子どもの様子に自分を重ねてみてください。
大人になってしまうと、つい自分の子どもの頃と子どもを比べてしまいがちです。

ただ、自分の子どもの頃のことなんて、美化されているもの。
そんなものと子どもを比べてしまってはかわいそうです(かくいう僕もやってしまいがちなんですが・・・)。

ぜひ、今の自分に残っている子ども心と、今の子どもを重ねて見てみてください。
きっと、今までと違った景色が見えてくるようになるはずです。

余談ですが以前、こんなシーンもありました。

『ONE PIECE』はなぜ人の心をつかむのか?(ONE PIECE 64巻197ページより)

『ONE PIECE』はなぜ人の心をつかむのか?
(ONE PIECE 70巻93ページより)

ロボにロマンを感じる男どもと、一切の関心を寄せない女の子達。

まるで夫婦のせめぎ合いそのものです(笑)


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篠田 厚志

理事長 / おやこヒッチハイカーファザーリング・ジャパン関西
三児の父親。安定の大阪府庁を退職し、NPOの世界へ。 父親の子育てはやれと言われてやるもんじゃなく、できる仕組みを作ることが大切。「父親の子育てをヤバくする」をミッションに活動するファザーリング・ジャパン関西の理事長を務める。[⇒詳細プロフィール]