待機児童の本質は何?

「待機児童問題」という言葉、もちろん聞かれたことはあると思います。

保育園に子どもを入れたくても入れられない状態です。
人によっては本当に死活問題であり、社会全体がようやく認識しはじめた社会問題です。

 

この問題は本当にくせ者ですね。

なぜなら、非常に大きくかつ重要な問題にも関わらず、本質的な部分がみえてきづらいからです。

僕も、今になって勉強し始めていますが、

  • なぜこれほどに待機児童が増えているのか?
  • どうすれば待機児童を解消させることが出来るのか?

これらが本当にわかりにくい。

「そもそも・・・」といわれることをしっかり話し合い、しっかり認識して、道筋がみえてこないかぎり、議論はいつまでも空回りですし、対応策は付け焼き刃です。

 

一応の解決手段としては、結局のところ定員枠を増やすことに尽きます。
なので、各自治体はこぞって定員増による解決に取り組んでいます。

保育所を増設したり、既存の保育所を改築したりと、いろんな取り組みが功を奏してか、年度初めの待機児童はたしかに多くが解消されてきています。

とてもいいことですね。

 

先日、京都市では待機児童が解消されたというCMが流れていました。

僕の住む枚方市でも待機児童解消に大きな予算をかけて、定員を増やそうという試みが進んでいます。

もちろんこれらは、4月1日時点でのことなので、年度途中では発生してしまいます。
実際に、京都市でも枚方市でも待機児童の方は大勢います。

その方々からすると、「はぁ?何言ってんの?」って感じです。

結局のところ、どうすれば解決するんでしょうね、この問題。
僕も勉強し始めたばかりですが、少しずつこの問題のことを理解していきたいと思います。

 

以上、子どもを3人とも預けられたからこそ考えたい・・・篠田でした。

 


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篠田 厚志

理事長 / おやこヒッチハイカーファザーリング・ジャパン関西
三児の父親。安定の大阪府庁を退職し、NPOの世界へ。 父親の子育てはやれと言われてやるもんじゃなく、できる仕組みを作ることが大切。「父親の子育てをヤバくする」をミッションに活動するファザーリング・ジャパン関西の理事長を務める。[⇒詳細プロフィール]