我が子の足を速くしたい!

それは、親であれば誰もが一度は思うことじゃないでしょうか。

別に、足が遅くても何か悪いことが起こるわけじゃない。
でも、遅いよりも速いほうがいいと思うんです。

 

現状への危機感

10歳になる息子の走りは、昔からずっと走りを見ていますが、とにかく遅い。

んー、なんというかな。
どんくさいフォームで走るんです。
見ていてホントに腹が立つんです。

そんな息子の足を速くすることを決意したのは、習いはじめた少年野球のマラソン大会でした。

2km強のランニングを13分台。
1kmおよそ6分半。

まぁ遅いです。

遅いだけならともかく、同じ学年で最下位です。
それでも危機感を持たず、頑張ったという息子にひと言いいました。

「野球やってて、それでええんか?」

 

結果にコミットする

息子からの返事は「速くなりたい」。
本気でそう思うなら・・・と、父と子のランニング猛特訓がはじまりました。

およそ一ヶ月に渡って、可能な日は毎日、血のにじむような(ウソです)トレーニングを繰り返しました。

結果、1ヶ月経つ頃には1km5分を切るペースまで早めることが出来ました。(1分半短縮!)

やりゃできるやん!

っていうか、1km5分切るって案外すごくて、大人も息を切らすレベル。
よく頑張った!

 

息子を鍛えるためにすべきこと

これまでも何度か鍛えてきたけどなかなかうまくいかなかったんです。
なので、正直、こんなにスムーズにできるようになるとは予想していませんでした。

では、なんで今回は鍛え上げることができたのか。

ポイントは5つあります。

①練習につき合う時間を作る

何よりまず、息子を見る時間をできるだけ増やしました。

今でもそうですが、僕がいない日は練習をしません。
「やっとけよ!」と言ってもムダです。

ここで、主体性は諦めましょう。
本気で速くしたいと願うならば、父親も練習につき合う時間を5分でも10分でも作る努力が必要です。

②体幹とバネとリズムを鍛える

走りを速くするために、徹底的に息子のフォームを分析すると、あることがわかってきました。

バランスが悪い。
走るリズムが悪い。

言葉ではなかなか表現しづらいんですが、ひと言でいうと体を上手に使えてないんです。

特に、体のバネ(筋肉の伸縮)が全然使えてません。

そこで取り組んだのが、縄跳び(かけ足とびと二重とび)、もも上げダッシュです。

僕はプロではありませんが、この2つが一番速く体幹とバネとリズムを鍛えることにつながる・・・ような気がします。
つながらなかったとしても、やることにまったく損はありません。

③目標達成できるまでさせる

最近、「グリット」ってよく聞きますね。
いわゆるやり抜く力というやつです。

昔の部活などは、いつ終わるともわからない練習をさせられていました。

当時は「やらされ感」がハンパなかったですが、今考えると、やり抜く力を鍛える上で役にはたったかなと思います。

息子たちに大事なこともこれです。

とにかく達成できるまでする。
達成できるまで終わらない。
かけ足とびは連続100回、二重とびは連続20回。
これが終わるまで、家には戻れません。

当たり前ですが「やっとけよ!」は通用しません。
息子が出来ないうちは、父親も家に戻ることは許されません。

とはいえ、そんなことをして本当に出来なかったら帰れなくなるので30分とか1時間とか、リミットは決めましたけど。

最初のうちはベソをかきながらやるんです。
でも、続けてだんだんできるようになってくると、そういうのなくなるんですよね。

④とにかく走らせる

体幹とバネとリズムを鍛えると同時に、とにかく走らせます。

家のまわりにちょうど1kmになるコースがあるので、そこを徹底的に走らせました。

目標は常に「昨日より速く」です。

最初のうちはホンマにトロトロと走るので、気合いを入れるために「タイムが○分超えたらもう一周追加」という、僕も子どもの頃によくされていた冷酷なペナルティ制度なども活用しました。

最初のうちは、ヒーヒーいいながら泣いて走ってるんですけど、これも少しずつ出来るようになると、顔つきが変わってしっかりやり抜くようになるんです。

⑤自分が一緒に走る

トレーニングも取り入れましたけど、やっぱり一番大事なのは「父親が一緒に走る」ということです。

口だけ出してもダメなんです。
縄跳びももも上げも1kmランも、とにかく言う以上自分も見せないと始まりません。

「言って、やってみせて、やり遂げさせる」

子どもの足を速くさせるために、一番意識したのはここだったかもしれません。

最近は、かなり上達してきたので、子どもだけで走らせたいのに「一緒に走ろう!」とせがんできます。
ホンマやめて欲しいとも思います。

晩ご飯食べたあとのトレーニングが多いので、ご飯中にビールが飲めないからです。

それでも、子どもの成長過程で、一緒につき合ってくれる大人がいるのといないのとでは大違いだと思うので、言われる限りは続けようと思います。

 

まとめ

何にしてもそうですが、とにかく親が、大人が本気にならないと、子どもたちも応えてくれません。

放っておいても子どもたちは親や大人を超えていきます。

大事なのは超えた感覚を持たせることなんじゃないでしょうか。
勝負すらせずに口ばっかり出しているだけでは、子どもたちも興ざめですから。

足を速くすること。
野球を上手にすること。
勉強できるようになること。
新しいことに興味を持つこと。

どんなことも、子どもにそう願うならば、まずは親がやることから始めるべきです。

子どもを育てるって、そういうことではないでしょうか。

 

以上、そろそろ1kmランは抜かれそうです、篠田でした。

 


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篠田 厚志

篠田 厚志

理事長 / おやこヒッチハイカーファザーリング・ジャパン関西
三児の父親。安定の大阪府庁を退職し、NPOの世界へ。 父親の子育てはやれと言われてやるもんじゃなく、できる仕組みを作ることが大切。「父親の子育てをヤバくする」をミッションに活動するファザーリング・ジャパン関西の理事長を務める。[⇒詳細プロフィール]
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