先日、ふと手に取った本の中にあった問題。

みなさんは答え、わかりますか?

 

アフリカのある部族が雨乞いをすると必ず雨が降るのですが、それはなぜ?

 

 

「雨が降るまで続けるから。」

 

そうです。

いつかは必ず雨は降るんだから、雨が降るまでやればいいんです。

だから、雨乞いには基本的に失敗というのは存在しません。雨が降るまで続けられなければ、それは失敗です。

 

要は、やるかやらないか、です。

 

実はこれって人生でも同じことがいえますよね。

失敗というのは、ある物事を達成できなかったことを指します。でも、達成するまでやり続ければ失敗なんて存在しません。決めたことは達成するまで続ければいいんです。

 

とはいえ、そうはいっても・・・っていう人もたくさんいますよね。

その人達にとっての失敗というのは、「具体的な取組み」のことをいってるのだと思います。

 

たとえば入試。

中学受験や高校受験、大学受験などで希望するところにいけなかった。

こうしたことを失敗だというふうに捉える人がいますが、それは間違いです。入試はゴールではありません。

その先にある目的を達成するための道筋の一つに過ぎません。

もし、入試で希望するところに行けなかったとしても、将来やりたいことの方法はそれ一つだけではないはずです。

 

別の例で見てみましょう。

たとえば、宇宙飛行士になりたいという人が、厳しい試験の結果、行くことができなかった。これは失敗でしょうか。

それは、その人が「なぜ宇宙飛行士になりたいのか」次第です。

「宇宙に行きたい!」が理由だったなら、その方法は、宇宙飛行士だけではありません。

アフリカのある部族が雨乞いをすると必ず雨が降るのですが、それはなぜ?

今ならお金さえ積めば宇宙旅行もできる時代です。

ならば、大きな事業を手がけて宇宙旅行という手段で宇宙に行けばいいんです。

「宇宙に関係する仕事がしたい!」が理由だったなら、宇宙飛行士以外にも方法はありますよね。

 

つまり、「受験」や「宇宙飛行士」というのは、目的を達成するための手段の一つに過ぎないはずなんです。

人は、ついその手段を目的化してしまいがちです。

そうならないようしっかりと本質的なことの認識が大事ってことですね。

そうすれば、みんなきっと「達成」を得られるだろうと思います。

 

以上、やるまで続ける篠田でした。


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篠田 厚志

理事長 / おやこヒッチハイカーファザーリング・ジャパン関西
三児の父親。安定の大阪府庁を退職し、NPOの世界へ。 父親の子育てはやれと言われてやるもんじゃなく、できる仕組みを作ることが大切。「父親の子育てをヤバくする」をミッションに活動するファザーリング・ジャパン関西の理事長を務める。[⇒詳細プロフィール]