光の屈折って覚えてますか?

あれ、中1で勉強するんですけど、覚えてる人います?

僕は、中1で勉強したことですら、完全に忘れてました。

 

やばいです。

光の屈折の法則は「入射角<屈折角」で表されるんですがさっぱりわかりません。

ホイヘンスの原理とかなんとかいうらしいんですがそれもさっぱりわかりません。

「光の屈折」なんて中1で教えるもんじゃない!

そんな恐るべき難問を、なんの悪気もなく聞いてくるやつがいました。

 

長男です。

小6でそんなことに疑問持たれたら、父はただただハマったしか感じられません。

 

「なぁ、なんで光は水の中に入ると屈折するん?わかるように説明して?」

 

なんて恐ろしい質問!

わからんものをわかるように説明するなんて・・・無理です。

ですが!

父親が簡単に諦めてしまうわけにはいきません。

 

とにかく、まずは理解を深めることが第一。

さっそく、光の屈折を調べてみました。

 

アスファルトからダートにななめから入ると、最初に大きく曲がって左右両タイヤがダートに乗ると再びまっすぐになる。

それが屈折。

 

わかります?

まぁ意味はわかりますよ。

アスファルトを走ってたタイヤは、ダートに入るとスピードが遅くなるわけです。

片方のタイヤは、時間差でアスファルトを長く走るので、ダード側に曲がって進んで、左右の両タイヤが同じスピードに戻ったら、またまっすぐになるってことですよね。

それはわかります。

でも、光は車とは違いますよ。

車は両輪ありますが光は点ですよ。

それなのに、遅いほうに引っ張られるから曲がるんですってあなた!

言ってることおかしいですよ。

 

ねぇ、そう思いません?

思いますよね。

残念ながらこれでは納得できません。

ですが!

息子は今か今かと父からの説明を待っていますので、答えないわけにはいきません。

 

「つまりな、光って点に見えるけど、小さな面の集まりやねん。」

「だから、水面についた光はスピードが落ちるねんけど、まだ水面についてない光は早いままやろ?」

「だから、こう・・・キュッと曲がるのよ。」

「わかった?」

 

えぇ、わかりましたとも。

光の屈折は、絶対に中1で習わせるべきではありません。

 

以上、息子は物理や化学が好きだけど、父は生物や地学が好きだったんです・・・篠田でした。

 


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篠田 厚志

理事長 / おやこヒッチハイカーファザーリング・ジャパン関西
三児の父親。安定の大阪府庁を退職し、NPOの世界へ。 父親の子育てはやれと言われてやるもんじゃなく、できる仕組みを作ることが大切。「父親の子育てをヤバくする」をミッションに活動するファザーリング・ジャパン関西の理事長を務める。[⇒詳細プロフィール]