マジックパパ和田です。
さて、子ども同士の殺陣はどうなったかというと…
低学年男子たちが「やるやる!」とノリノリで集まってきました。
最初はチャンバラがよくわからなくて、棒と棒をぶつけ合わずにすかしたり、切り結んでも棒を止めずにそのままぐいぐい押してきたりする子もいました。
でも手本を見せて練習すると前回紹介した7手はすぐに覚えて完璧に。
「ママに見せる!」と張り切るのはいかにも男子ですね。
そのあとはオリジナルの殺陣を考え始めました。
印象的だったのは、
「さいごいっしょに切ってりょうほうたおれようぜ」
という殺陣が多かったこと。
「それ、相打ちって言うねんで」
と教えてやると、殺陣の最後に
「あいうちっ!」
と叫んで倒れてました。
勝ち負けをつけないって、なんだか現代っ子の感じがしました。
印象的だったのは、最初ぐにゃぐにゃだった子どもたちの身体が、殺陣を練習するうちにどんどんシャキッとしてきて、「腰」が入ってきたこと。
これはぐにゃぐにゃの棒じゃなくて、硬い棒を使った効果かなと思います。
この写真の2人、しっかり腰入ってるでしょ!?
昭和の子どもに負けません。
やってみればわかりますが、ある程度の硬さ・重さのある棒は、身体の一部、延長として扱わないと降ったり打ち合たりすることができません。
棒が固ければ、身体にも力が入る。自然と「腰」が入ります。
棒を打ち合わせる感覚、相手と息を合わせる感覚から、身体やその延長の硬い棒の取り扱いをちょっと学んでくれたのなら幸いです。
殺陣あそび、最初は大人が指導しないといけないので手間はかかります。
でもこれは面白い手間でした。
来週もうちょっとだけ続きます。
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和田 憲明
副理事長 / マジックパパ : ファザーリング・ジャパン関西
マジックパパ代表、主夫。娘の誕生を機に主夫となり保育士資格を取得。FJKでは初代理事長、現副理事長を務める。特技は手品、趣味はSF・特撮・アニメのオタク系パパ。
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