保育園の園長になってから、ブログやフェイスブックに書く内容が変わりました。

立場上書けないようになった話題もあるし、新しい知見を得て書けるようになった話題もある。

たとえばこの話題も園長としてはとっても書きにくい。

でも表現に気をつけながら書いてみます。

 

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「こども」ってどう表記しますか?

現在の福祉関連では「子ども」が主流です。

僕がこれを知ったのは2005年、保育士資格の勉強を始めた頃。

 

これを知った当時の僕は、「子供」という表記を見るたびに、

(あ、これを書いた人は知らんのや)

と、ちょっと上から目線になるイヤなやつでした。

 

それは知った上であえて「子供」と表記している人がいることを知ったのは、ずっと後の2013年のニュースで。

「子ども」が正解というわけではなかったらしい。

2013年7月15日 日本教育新聞

 

ここで正解を提示するつもりはありません。

そもそも正解はなくて、世間にどっちが受け入れられているか、という問題のようにも感じます。

ご興味ありましたらご自身で調べてみてください。

 

その上で自分の考えを書いておきます。

 

僕は「子供」と書くのが日本語として美しいと感じる。

漢字とかなの組みあわせの「子ども」という表記には正直違和感がある。

「大人」と併記するときは特に、漢字2文字同士で「大人」「子供」と書く方が気持ちいい。

 

でも保育園の園長として、各種書類や園のおたよりに書くときは「子ども」と書く。

見た目が柔らかいし、一般化しているから。

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ここで話題にした「こども」の表記はほんの一例です。

これ以外にも沢山、選択が難しい、迷う単語はある。

福祉関連の言葉では他に「障害」「障がい」「障碍」とか。

 

ただそれを書いている方がどんな考えで書かれているかはわかりません。

一見、知識がなかったり浅い考えで書かれれいるように感じても、

一周回って自分よりも深い考えから、あえてそういう選択をされている可能性はあります。

 

人の考えを鵜呑みにせず、でも傲慢にならず、自分の立場と考えから選択していきたい。

 

 


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和田 憲明

副理事長 / マジックパパファザーリング・ジャパン関西
マジックパパ代表、主夫。娘の誕生を機に主夫となり保育士資格を取得。FJKでは初代理事長、現副理事長を務める。特技は手品、趣味はSF・特撮・アニメのオタク系パパ。 [⇒詳細プロフィール]