23年前、映画の専門学校に通っていた頃『眼高手低』という言葉を知りました。

 

たくさんの映画やテレビでプロの映像を見て、眼は超えている自分。

自分の撮りたい映像のイメージはあって、それはプロレベルであったり、時にはそれをこえるようなイメージであったりする。

でも実際の自分の技術は全然追いついていなくって、自分の撮ったものに自分でがっかりする…

 

これって、結婚生活や子育てにも言えます。

自分なりの理想の夫婦関係や、親子像があるけれども、現実は全然それに追いつかないし、

どうしたら追いつけるのかもわからない。

それでだんだんしんどくなって、夫婦関係、親子関係に危機が訪れるという…

 

映画でも家庭でも、そういうときに大切なのは、自分が眼高手低であることを認識すること。

それにまず気づくことができれば、理想とは程遠いけれどもこれが現状であることを受け入れることができる。

その次に具体的に自分はどうするのかが見えてくる。

 

眼高手低を受け入れれば、いろんなことが逆に気楽にできます。

山の日に次女が「コマ撮り」をしたいと言いました。

レゴで人形アニメを作りたいそうで。

 

人形アニメといえば、正に自分が学生時代、作りたかったけど作れなかった作品。

自分の理想は高いのに、自分の作品の完成レベルがはるかにおよばないことが想像できて、作る前から断念してたものです。

眼高手低であることを直視する勇気がなかったんですね。

 

でも眼高手低はあたりまえ。

とりあえずスマホで撮影してパソコンのフリーソフトで編集してみました。

 

いや、面白かった。

これからも眼高手低を受け入れて気楽にいろいろなことにチャレンジしたい。

 

次女初監督作品

「ドライブ・スリー〜公園編〜」

こんなのが手持ちの機材で3時間でできてしまう。

技術の進歩は恐ろしい。

 


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和田 憲明

副理事長 / マジックパパファザーリング・ジャパン関西
マジックパパ代表、主夫。娘の誕生を機に主夫となり保育士資格を取得。FJKでは初代理事長、現副理事長を務める。特技は手品、趣味はSF・特撮・アニメのオタク系パパ。 [⇒詳細プロフィール]