日曜日は市内一斉クリーン作戦でした。

毎年この時期に、市民で公共の場所を掃除します。

 

今年はPTAとして小学校に行きました。

地元ボランティアのみなさんと一緒に学校周辺の草むしりです。

 

一口に学校周辺、一口に草むしりといっても膨大な量。

それを当日集まった数十人のボランティアがゴミ袋や竹箒、釜を持って思い思いに掃除します。

 

誰かが仕切って担当場所や役割を決めればもっと効率よくできるんじゃないか。

数年前までの僕はそう思っていました。

そのためには担当や役割を決めるための前準備と当日全体を指揮する人が必要。

ボランティアの負担が大きくなります。

しかし草は膨大な量で、おまけに無秩序に生えてます。

担当場所や役割を決めておいてもその通りにはすすみません。

 

草ってむしってもむしっても無くならない。

当日集まったメンバーで限られた時間の中でするから実施できる。

 

でもそれぞれ思い思いに始めてやっているうちに、なんとなく担当場所や役割分担ができてきます。

そして1時間が過ぎる頃には、やる前よりもかなり草がなくなって綺麗になっている。

完璧では無いけれど。

 

社会問題も似たようなもんです。

一口に子育て問題といっても、多様な問題があり膨大で複雑に絡み合ってる。

これを誰かが仕切ってくれないかなぁなんて期待しても無理です。

もし誰かが仕切ったとしても、自分が期待する方向とは限りませんし、現実の複雑さに対応できない可能性が高い。

 

だから個人にできることは、まず自分の足元の草をむしり始めること。

今の僕はそう考えています。

 

 

 


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和田 憲明

副理事長 / マジックパパファザーリング・ジャパン関西
マジックパパ代表、主夫。娘の誕生を機に主夫となり保育士資格を取得。FJKでは初代理事長、現副理事長を務める。特技は手品、趣味はSF・特撮・アニメのオタク系パパ。 [⇒詳細プロフィール]