主夫はじめて14年目、ファザーリングジャパンに入って9年目、FJKを始めて8年目。

パパ活動仲間の間で最近話題になってるのが、

日本のパパの子育て、増えたようでそんなに増えてない。変わったようであんまり変わってない。

ということ。

今の仕事、保育園の現場でも、まだまだ子育ては母親主体であることを実感しています。

最近のトピックからその理由と対処法を書きます。

 

その1 フラリーマン

最近のトピックといえば『フラリーマン』

働き方改革などで定時で帰れる会社員が増えたけど、まっすぐ家に帰らずに「フラフラ」時間を潰してから帰る男性も増えた。

彼らを総称して『フラリーマン』というんだとか。

NHK NEWS WEB “フラリーマン”まっすぐ帰らない男たち

彼らに共感できるという声と共に上がっているのが、彼らへの批判。

「妻が家で家事に育児に追われているのにフラフラするとは何事か!」

 

その2 アスレチック

土曜日に次女とその友達を連れてフィールドアスレチックに行きました。

命綱をつけて高いところを渡る『空中アスレチック』や専用の壁を登る『ボルタリング』が流行ってます。

だけど僕は昔からある普通のフィールドアスレチックが一番好きです。

理由は安くて気軽なこと。

この注意書きのこの文が全てを物語っています。

「フィールドアスレチックには誰も指示をする人はいません。

無理をせず、あなたの責任と判断で行動してください」

 

その3 パパ友、パパ会

先週、秘密結社主夫の友が連載しているweb媒体に寄稿しました。

ぎゅってweb『力まないパパ会のススメ』

責任感や使命感を持って子どもの育ちのために活動するのは素敵なこと。

だけど無理はしなくていい。今ここで自分ができることをすればいい。

我が子のステージが上がったらいっしょに卒業すればいい。という話を書きました。

 

まとめ

この3つのトピックで共通して言いたいこと。

それは、

「パパの子育てのハードルをいたずらに上げてどうする!」

 

フラリーマンを批判する気持ちはわかる。

わかるけど1日の仕事が終わって、一人でほっとする時間を持つ男性を一律に否定していいのか。

パパは必ずまっすぐ家に帰らなくてはいけない!?

それはパパの家庭への関わり方のハードルを上げて、余計にパパを家庭から遠ざけているんじゃないか。

 

先日、空中アスレチックが満員だったので何もせずに帰った家族の話を聞きました。

空中じゃない普通のアスレチックがすぐ横にあったのに。

空中アスレチックやボルタリングもいいけど、もっと低い普通のアスレチックでいいじゃない。

普通のアスレチックでも大変やったら公園の遊具でいいじゃない。

流行りのもの、すごいものをやらなきゃ、なんて縛りは遊びのハードルを上げて楽めることも楽しめなくなる。

 

パパ友を作ったり、パパ活動をするのはいい。

いいけれど人見知りなのに無理やり飲み会したり、一度はじめた活動はずっと続けなくてはいけないなんて思うと、ハードルが上がって始められない。

 

ある文化が発展する条件は、それに参加する人の裾野が広いこと。

参加人数が増えることで土台がしっかりして、その文化は上に伸びていくことができる。

なんで日本の漫画は面白いのか?

それは一握りの人気漫画家の手柄ではない。

昔から日本には漫画を描く人がプロアマに関わらずたくさんいて、彼らの経験・技術・感性が蓄積しているから。

 

あの名作漫画『クッキングパパ』は突然現れたわけではありません。

無数の漫画。ストーリー漫画、料理漫画、家族漫画。

その蓄積の中には、プロの売れない漫画も素人のつまらない漫画もたくさんあった。

それらの蓄積の上にクッキングパパはあります。

クッキングパパ うえやまとち 講談社

 

パパの子育ても文化の一つ。

フラリーマンも、いいとこ取りのパパ活動も、休日公園で遊ぶだけのなんちゃってイクメンも肯定して、パパの育児への参加ハードルを下げよう。

一人一人のパパの子育てがたとえママから見て満足じゃなくても、まずは人数。

子育てに関わるパパの人数を増やしてパパ子育ての裾野を広げよう。

裾野が広がれば、全体のレベルも上がります。

 

北風と太陽なら、太陽から始めたほうが気持ちいい。

 


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和田 憲明

和田 憲明

副理事長 / マジックパパファザーリング・ジャパン関西
保育園園長、元主夫。娘の誕生を機に主夫となり保育士資格を取得。FJKでは初代理事長、現副理事長を務める。特技は手品、趣味はSF・特撮・アニメのオタク系パパ。 [⇒詳細プロフィール]