こんにちは、FJK理事の卜部(うらべ)です。
2015年度、兵庫県「結婚から子育てへの切れ目のない支援委託事業」の一環として、FJKでは12月〜3月にかけてNPO法人マドレボニータとコラボし、新しい形の両親(カップル)講座を開催することになりました。
その名も「今ここで学びたい!父母になるために本当に大切な産後のこと」!
最終回は神戸会場にて
最終回は、兵庫県立男女共同参画センターにて3/26(土)に開催いたしました(⇒講座告知ページはコチラ)。
ゲスト講師は、東京よりお越しいただきましたマドレボニータ代表理事の吉岡マコさん。
FJKも理事長の篠田が登壇し、父親支援と母親支援のNPO代表による対談形式にて実施しました。
産後はチャンス
産後と聞くと、
「ママになって幸せ」
「これまで以上に円満な夫婦関係」
「赤ちゃんが愛おしくて仕方がない」
そんなポジティブなイメージがあるかもしれません。
ですが、実際には出産によるダメージが残り、ホルモンバランスの変化で精神状態も不安定になります。
この産後をケアせずにいると、
「産後うつ」
「夫婦の不和」
「乳児虐待」
といった産後の三大危機を引き起こしてしまいかねません。
でも、安心してください。
しっかりと準備してケアすれば、思い描いたとおりの産後ライフを実現することができるはずです。
産後ケアは妊娠中から
さらに、産後の知識の有無によって、実際の産後の過ごし方がどう変わるのかを比較によってわかりやすくレクチャーしていただき、妊娠中・産褥期・リハビリ期の3つのステージごとの取り組み方について学ばせていただきました。
主語を大事にする
後半は、恒例となった「肩こりのセルフケア」そして、マインドマップによる自分の思いと向き合い、それを言葉にして対話するコミュニケーションのワークの時間です。
子育てをしていると、どうしても主語が子どもになることが増えます。
でも、子育てをしているのは自分自身。
だからこそ、自分を主語とした会話をできるだけつくっていくことが、自己開示につながるのでとっても大事だなぁと感じました。
参加者からの声
ご参加いただいたみなさんからは、
「産後のつらさを夫にわかってもらえて助かった。里帰り出産で、産後4か月離れていたので、伝えきれない部分を理解してもらえた。」
「産前にもっと情報展開をしてほしい。」
といったご意見を多数いただくことができて、産後ケアの必要性を伝えることができたのではないかと思っています。
産後ケアと聞くと、女性たちの問題だと認識されることが多いのですが、実際はそうではありません。
産後の女性を支えられるのは、一番そばにいる男性です。
男性こそがしっかり考えないといけないことだと思っています。
さいごに
今回は兵庫県での4回講座として実施してきました。
ファザーリング・ジャパン関西では、今後もマドレボニータさんと一緒に、産後ケアの啓発と発信をしていきたいと思います。
現場からは以上です!卜部がお伝えしました。
これまでの開催実績レポート
FJK×マドレボニータのコラボ講座「父母になるために本当に大切な産後のこと」のこれまでの実施報告です。
- 2015/12/26(土) 加古川会場レポート
- 2016/1/16(土) 姫路会場レポート
- 2016/2/27(土) 尼崎会場レポート
- 2016/3/26(土) 神戸会場レポート
【募集中】FJKと一緒に企画しませんか?
FJKでは主に父親を対象とした子育て支援事業を行っています。「親子イベントを企画したい」「新商品の販促活動を共同で行いたい」などのご要望がありましたらぜひ事務局までお問い合わせください。