先月11/27(火)、天理大学(奈良県天理市)の人間学部生涯教育専攻の授業にて、パパティーチャープログラムを実施しました。
この事業は、4カ年にわたる天理市若者世代男女共同就業促進事業の一環として、父親の子育てを応援し、若者世代の子育てを含めた生活がより楽しくなるための様々な企画を実施するものです。
年度前半に行ったパパスクール in 天理を修了したパパマイスターの皆さんのご協力を得て、当日は3組のパパ・ママとお子さんが先生となり、大学生の皆さんに子育ての経験談を話していただきました。
21名の学生さんも、小さい子がいる少し見慣れない雰囲気に、ちょっと距離感をもちつつ・・・で始まりました。
パパティーチャー恒例の、子どもの年齢当てクイズ!
さあ、この子は何歳でしょう?
3歳?
いや、4歳くらい?
わからない・・・
様々な声が飛び交います。(実際は6歳年長さんです!)
きょうだいがいる学生さんでも、実際に小さいお子さんに接したことのある人はごく少数。年齢を想像するのも難しければ、どう接していいか戸惑う様子も。
でも、それはもちろん織り込み済みです!
ネットでなんでも情報を仕入れられる今の社会だからこそ、こうしたリアルな体験が強く印象に残っていくのですね。
子育て当事者から直接聞くお話や空気感、子どもの仕草、好きな絵本やおもちゃはどんなものか等、生身で触れてみて初めて知ること、気づくことがたくさんあるのです。それが、パパティーチャーの何よりの醍醐味です。
休憩時間には、新生児の赤ちゃん人形を抱っこする体験もしてもらいました。
首のぐらぐらにびっくりする学生さんも。
後半は3グループずつ輪になって、もっと間近でお子さんと接し、パパティーチャーひとりひとりからお話を聞きます。
「子育てってすごくお金がかかるんですか?」
「どんなふうにして子どもと遊んでいるんですか?」
「子育てしていて何がいちばん嬉しい瞬間ですか?」
などなど、学生さんからも質問が飛び、その都度パパティーチャーの皆さんがご自身の経験をもとにじっくりと答えてくださいました。
授業の終わりには、
「子育てに関してはネガティブな情報も多くて不安も大きかったが、今日の授業を受けて楽しみになった」(男子学生)
「子育てはお母さん、という意識があったが、お父さんも一緒に子育てすることはとてもあったかいなぁと不安が和らいだ」(女子学生)
等と感想もいただき、またパパティーチャーからも
「この年齢で子育てのことを意識しているとは感心した。少しでも自分の経験が生きたら嬉しい」
「熱心にきいてもらってありがたかった。実際子育てはやはり母親の方が大変な部分も大きいと思うが、それを意識していける社会になれば、もっと社会はやさしくなる。子育ては一人でするものじゃなく、周りにサポートをしてもらってできるもの。子育てが始まってからでも遅くないので、周囲と協力して子育てしていく意識を持っていてもらえたら」
等とコメントをいただきました。
この授業が、パパマイスターの皆さんにとっての活躍の場となると同時に、天理市の若者世代の子育て文化をより豊かにしていくきっかけとなることを願ってやみません!
ぜひ今後とも、本事業の取り組みにご注目ください。
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