
2026年9月19日(土)21時より、オンラインにてFJK会員・認定講師向けの勉強会を開催しました。
講師は、「パパ料理研究家」として長年にわたり父親の料理参画を提唱されている、ビストロパパの滝村雅晴さんです。90分の講演に加え、質疑応答ではプラスαのお話もいただきました。
男性育休の取得率が上がり、父親の育児参画度合いは高まってきている一方で、家事に充てる時間はまだ少ないのが実情です。男性の家事参画の第一歩として、家族のために作る料理と、食卓を囲む「共食(トモショク)」をテーマにお話しいただきました。
今回はFJK内部向け・認定講師のスキルアップという位置付けのため、講演内容そのものに加えて「講師としてどう伝えるか」まで踏み込んでお話しいただきました。

講師としての学び
今回いちばんの学びは、滝村さんが講演を続けてこられた中で培った「伝え方」でした。
アイスブレイクで、興味と関与の度合いを高める
滝村さんは講演の冒頭で、テーマに沿ったクイズを出されていました。参加者が自分の頭で考え、自分ごととして関心を持つための工夫です。一方的に話し始めるのではなく、まず参加者を場に引き込む。自分が講師として話す時にも取り入れたい手法だと感じました。
エビデンスと、講師自身の想いを区別しながら織り交ぜる
講座は①エビデンス ②自身の哲学 の両輪で構成する。データは行政が公開しているテーマに関連する情報を用いる。そのうえで、自分の言葉の言葉で語る。この二つが参加者に対する説得力を高めるというお話は、これから講師として活動する上で重要だと感じました。
格好をつけず、失敗談も話す
「無理に相手を変えることはしない(できない)」「失敗したことを話すほうが相手には響く」。講師は自分をさらけ出すほうがよい、というお話です。滝村さんご自身も、自分軸で男のこだわりの料理を出していた状態から、気付きを得て家族が本当に喜ぶ料理を作るようになったという体験を話してくださり、パパ料理の大切さに心が動き、気付かされました。
アウトプットを続ける
アウトプットを通じて、情報発信できるタネを増やしていく。そして、アウトプットし続けることでインプットのアンテナも高くなる。発信は成果の報告だけではなく、学びを継続するための手段なのだと受け止めました。
その他の学び
「共食(トモショク)」について 滝村さんが提唱されてきた共食は、単に一緒に食べることにとどまりません。自分と家族の健康を促進し、生活リズムを整える効果があり、結果として心と体のバランスが整っていく。「一緒に食べる」から「働きながら一緒に食べる」へと広げていこうと考えられて情報発信を続けられた活動も紹介していただきました。
「パパ料理」について
趣味の料理との違いは、家族の「お腹が減った」を先回りする、家族軸の思いやり料理であること。「自分で食べたいものを作れると、誰かを待ったり買いに行ったりする必要がなくなり、自分も家族も自由になる」というお話も、背景を理解できたように思います。
参考:子どもと食のTips
- 子どもがゆっくり食べるのはよいこと。よく噛むことで胃腸を休め、体調が整い、免疫力が上がって風邪をひきにくくなる。
- 子どものライフステージやパートナーの働き方が変わると、一緒に食べられなくなる時期もある。一緒に食べられる今を大切にする。
- 当日は「おにぎらず」のレシピも公開いただきました。ハム、卵、野菜、マヨネーズ、梅干し——身近な材料で、子どもと一緒に作れる一品でした。
おわりに
共食とパパ料理という「何を伝えるか」と、講師としての「どう伝えるか」の両方を学ぶことができた、学びの多い時間となりました。学んだことを、それぞれの講座と、毎日の食卓で実践していきたいと思います。

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