「ママでしか赤ちゃんが安心できない家庭と、ママでもパパでも赤ちゃんが安心できる家庭、どちらがより幸せか」
元の発言が比較的しっかり載っている記事です。
この記事に対してはいろんな角度からいろんな意見が出てて、僕自身もいろいろ考えました。
感情的にカチンとくるところもあるし、論理的に間違ってると思うところもあるし、現状を正確に捉えておられると感じる部分もある。
で、結局僕の意見はシンプルになりました。それが冒頭の問い返しです。
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スタジオアリス主催の「パパセミナー」に登壇しました。
【レポート】6/3(日)子育てセミナー「あそびうた作家 福田翔さん×和田憲明さんトークショーinくずはモール(枚方市)」
このセミナーの対象は0、1歳児のパパ。ほとんどは夫婦+赤ちゃんで参加されました。
驚いたのはほとんどの組で、赤ちゃんがいたのがパパの膝の上だったこと!
「パパセミナー」というタイトルのイベントに参加するパパさんですから、普段から子育てをしている方がほとんどなんでしょう。
それにしてもです、夫婦2人そろっている状況で、赤ちゃんを自分の膝で抱っこするパパと、パパに赤ちゃんを託すママ。それが当たり前という会場の雰囲気。
FJKを始めた8年前では想像できない光景です。
パパもママもめっちゃ進んでる。日本の子育ては進化してるんです。
セミナーの質疑応答の中であるパパからこんな悩みを聞きました。
「子どもが泣きやまない。ママだったら泣きやむのに」
その赤ちゃんは5ヶ月で、まだ母乳を飲んでる月齢。
ママの方が泣きやみやすいのはある意味当然かもしれません。
でもそこであきらめて、赤ちゃんが泣いたらママに託すということを繰り返していたらどうなるか。
赤ちゃんはいつまでたってもママじゃないと泣き止めない。
思い出すのは14年前、乳児の長女が夜泣きをしたときのこと。
僕がいくら抱っこしても泣き止まない長女を、妻が受け取りました。
ほっとした僕を横目に授乳した妻は、すぐ長女を僕に返して背中を向けてぐーぐー寝ました。
長女を抱っこしながら窓から差し込んだ朝日を見たおかげで、僕は父親になれました。
その後ほどなくして長女はお腹が満たされてオムツが気持ち悪くなければ、僕でも泣き止むようになりましたし、いっときは僕の抱っこじゃないと寝ない時もありました。
「ママでしか赤ちゃんが安心できない家庭と、ママでもパパでも赤ちゃんが安心できる家庭、どちらがより幸せか」
自明なことです。
それが自明なご家族に、たくさん出会えたセミナーでした。
和田 憲明
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