長男の、小学校生活最後の運動会が終わりました。
6年間。
運動会という名だけでいうなら12年間。
長かったような短かったような・・・これで長男は運動会が終わるんかと思うと、なんともいえない気持ちです。
本当にどんくさかった競走
僕は、走るのが得意(妻も得意)で、ずっと一番をとっていたようなタイプでした。
だけど、小学生になった彼は本当に運動が苦手で、特に、走るのがなぜかすごくどんくさかったんですよね。
6年間、何度も運動会前に鍛えていました。
きっと「なんで運動会なんかでこんな怒られなあかんの?」って思われていたかもしれません。
6年経って、僕もそう思います。
ただ、やっぱり抜かれるより抜くほうがカッコいいし、誰かより前でゴールできるのは気持ちがいいから、その楽しさを感じてもらいたいって思っていたんだと思います。
人を抜けるほどに成長した6年間
そんな彼も、父のスパルタや野球のおかげ・・・かどうかはわかりませんが、走りも少しずつ成長して、いつの頃からか上位でゴールができるようになっていました。
昔は最下位で、そしてそれを特に意にも介さなかった彼が、悔しがり、やがて上位でゴールテープを切ってくれるようになる。
この6年間は、自分の安いプライドがそうさせてしまったのかもしれませんが、本当に確かな成長を毎年感じられたなと、運動会をもって実感します。
知らない世界を知る
競走はなかなかでしたが、団体演技やダンスは案外得意だったんです。
そんな彼が最後の最後で苦労したのが、組立体操の立ちブリッジ。
ここは父の出番・・・っていいたいところでしたが、一つ難問がありました。
父、立ちブリッジができなかったんです(体が固くてマジで無理!)。
これは参りました。
6年間ずっと、父のできることばかりだったのでよかったんですが、いよいよ父のできないことをやるようになっていたんです。
とりあえず、自分もできるように体を作ってから、簡単なアドバイスをかけたら本当に知らぬ間にできるようになっていました。
子どもはあっという間に成長するものなんですね。
その力の源を今回、垣間みることができたような気がします。
こうして、彼の6年間が終わりました(学校生活はまだ半年以上ありますけど・・・)。
ここまで成長したのは、もちろん個人の資質だと思っています。
彼自身に頑張る能力がなければ、6年間の成長を感じさせてはもらえなかったでしょう。
もう、これから先はきっと、「父が鍛える」ということはなくなっていくと思います。
ただ、それでも、どこかに自分がかわるための要素として、父親の存在があったことを心のどこかに秘めておいて欲しい。
ただのエゴかもしれませんが、それは親としての自分の願いです。
以上、息子、ホンマ頑張ったな、お疲れさまでした!篠田でした。

篠田 厚志

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