こうもんパパです。
毎朝できるだけ校門前に立って登校する子どもたちと挨拶してます。
たまたま仕事の状況で朝動きやすい今年度くらいはと思って無理ない範囲でやってます。

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男性の校長先生もほぼ毎朝立たれています。
校長先生も忙しい時は立たないというスタンス。結構好きです。

今朝、低学年の児童が校門で立ち止まって校長先生に訊きました。

児童「2年の〇〇ちゃんきましたか?」
校長「さあ、わからんなぁ…
どないしたん?」
児童「〇〇ちゃんにこれ(牛乳パック)わたしたいねん」
校長「そうかそうか、ほんなら休み時間に教室にわたしにいったらええわ」

なんでもない会話のようですけど、この結果に持っていける男性は少数派です。
どこがツボかというと真ん中の
「どないしたん?」

多くの男性は、
「◯◯ちゃんきましたか?」
「わからんわ」
以上となります。

男性にとってあたりまえの情報交換。

でも、そのあと校長先生のように、
「どないしたん?(なんで訊いたん?)」
と訊き返しをすることで会話は大きく変わります。

特に大人と子どもという立場・価値観・情報量がまったく違う関係においてこの訊き返しは重要です。
訊き返しをしなければ「牛乳パックをわたしたい」というその子の動機はわからないまま。
「休み時間にわたしにいく」という大人の知恵を伝えることもできなかったかもしれません。

子どもの質問に「訊き返し」おすすめします。

ーーー
明日は、
パパのための会話術 下 〜妻はなぜそれを訊くのか?〜
です。
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それにしても朝、900人の児童と挨拶しながら子どもに訊き返した校長先生、
あのマネはなかなかできません。
『先生はえらい』内田樹(筑摩書房)


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和田 憲明

副理事長 / マジックパパファザーリング・ジャパン関西
マジックパパ代表、主夫。娘の誕生を機に主夫となり保育士資格を取得。FJKでは初代理事長、現副理事長を務める。特技は手品、趣味はSF・特撮・アニメのオタク系パパ。 [⇒詳細プロフィール]