中1の長女が24時間テレビ内のドラマを真剣に観てました。

僕も本を読みながらチラチラみていたんですが、とっても『わかりやすい』ドラマでした。

 

病気で盲目になった教師が一度は絶望しながらも家族や周りの人の助けを借りて再び教壇に立つ…

一行で説明できてしまうくらい『わかりやすい』ストーリーです。

 

絶望した主人公は「俺は絶望した!」と暴れる。

ふむ、演出も『わかりやすい』。

ふた昔前の昼メロや水戸黄門や仮面ライダーのようです。

 

エンタメドラマなら好きな人は観ればいいし、気に入らなければ観なければいいだけの話。

でも24時間テレビという枠組みの中でのドラマであることはとっても気になります。

 

『わかりやすい』映像を観てると考えることをやめてしまいがち。

「がんばったね、よかったね」

それが現実とどれほどズレていてもおしまい。

本当に楽しむだけが目的のエンタメ・フィクションならいいんです。

だけど障害者を取り巻く環境という複雑な現実を単純に片付けてしまうことは、あんまりよろしくない。

 

『わかりやすい』映像ほど疑いたいし、長女にも疑うようになってほしい。

それをめっちゃ言いたかったけど、ドラマを楽しんでる長女に直接水を差すのは無粋なのでガマンしました。

そのぶん妻にブツブツ漏らしてたので、このドラマが気に入らないというパパの態度は漏れてたかもしれませんけど(笑)

 

言わなくてもきっとわかるようになる。

そういう僕自身も10代のころは素直に24時間テレビに感動してましたから。

 

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裏で放映されていたNHKのバリバラは考えさせられます。

「24時間テレビ」は障害者の「感動ポルノ」 裏番組のNHK生「バリバラ」に大反響
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和田 憲明

副理事長 / マジックパパファザーリング・ジャパン関西
マジックパパ代表、主夫。娘の誕生を機に主夫となり保育士資格を取得。FJKでは初代理事長、現副理事長を務める。特技は手品、趣味はSF・特撮・アニメのオタク系パパ。 [⇒詳細プロフィール]