先日、東京で「このままでいいのか?日本の夫&妻!Living Deadな夫婦関係を考えよう!」緊急パートナーシップフォーラムが開催されました。
開催の動機はいろいろですが、ひとつには、5年ぶりに離婚件数が上昇したこと。
その裏には何があるのか?
何が離婚という決断を引き出してしまうのか?
ひも解いていくと、どうやら「夫に死んでほしい妻たち」というのが存在するらしい。
またそれがレアなんじゃなく、ボチボチな確率でいるらしい。
さらにみていくと、離婚したいと思っている、ときどき考える人が結構な割合でいるらしい。
僕たちは、あくまで子育てにおけるポジティブな欲求に応えていく団体です。
ですが、このようなネガティブな実態があるのもまた事実です。
この事実に向き合わなければ、僕らの取り組むポジティブな欲求は生まれてきません。
だからこそ、僕たちも結婚における永遠のテーマとも言える「幸せなパートナーシップをどうやって築くのか?」について考えていく必要があります。
今回の内容は大きく3つ。
- ファザーリング・ジャパン関西の小崎顧問と奥様による小崎家における夫婦のパートナーシップ。
- ファザーリング・ジャパンの結婚と離婚に関する意識調査。
- そしてパネルディスカッション。
妻が仕事の都合でその日のうちに大阪に戻らないと行けなかったので、全プログラムを最後までは聞けませんでしたが、フォーラムの切り口、内容はとても面白かったです。
とくに印象に残った内容は2つ。
ひとつは、小崎夫婦による登壇の中に出てきた、「夫婦関係は対等ではあるが平等ではない」というもの。
毎日の生活におけるタスクは人によってバラバラです。
仕事も、子育ても、人それぞれ量も違えばタスクも違います。
それは決して平等ではありません。
でも、平等であることに意味なんてありません。
世の中、なにかというと平等であろうとするんですが、別に平等でなくてもいいんです。
大事なのは対等に話し合える関係であることです。
そうすれば、夫婦でジレンマを抱える必要はないんじゃないかなと思います。
もうひとつは、妻たちが会社に対して期待することがあまりに大きいという事実。
妻たちが、安心して働くためにもっとも必要なこと、それは家族のバックアップです。
しかしながら、妻たちは、夫と一緒に仕事と子育ての両立を乗り切るのではなく、妻のみの力で成し遂げようとします。
そのために、会社に働き方の改善をひたすら求めるのだそうです。
なぜ、そんなことをするのか。
「夫に言うのは面倒だから」
もう一度言います。
「夫に言うのは面倒だから」
そんな状態で働き方改革なんて言ってる場合なんですかね・・・。
「幸せな結婚生活」はやはり一筋縄ではいきません。
でも、幸せな状態とはどのようなものなのかは、おぼろげながら見えてきたように思います。
ひとついえること、それは同じことをする必要はまったくない、ということです。
得意や不得意がある以上、同じだけするのははっきり言って無駄です。
大事なのは、出来る出来ないも含めてお互いがはっきり伝え合えるかどうかなのだと思います。
まずはそこから。
でも、それこそが肝。
そんなふうに感じます。
以上、料理の腕はほぼ皆無、だけどイクメンと呼ばれる篠田でした。
篠田 厚志
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