昨日は五條市でボランティア養成講座。
テーマは『孫育て』でした。
イクジイを中心に祖父母世代向けの講座をさせていただくことがしばしばあります。
そのときに『孫育て』だけじゃなくて、地域の子どもとの関わりを中心に話させていただいてます。
そして最後に座談会をします。
祖父母講座で盛り上がる座談会のテーマが『昔の遊び』。
子どもの頃の遊びを思い出してもらいます。
昔を思い出してあれこれ話されている参加者はほんまに楽しそう。
「キャッキャ」という擬音をはめても大げさじゃないです。
どれだけ子ども時代の遊びが面白かったかが何よりもよく伝わります。
昔の遊びを思い出してもらったあとは、
『今の子どもたちに伝えたい遊び』を話し合ってもらいます。
実は、昔の遊びを今の子どもに伝えるのは難しいことが多い。
特に外での集団遊びは、
場所、時間、仲間、親世代の理解など、クリアしなくてはいけなハードルがたくさんです。
今の子どもの外遊びは、祖父母世代の外遊びよりも貧しい。
それは子どもが変わったからじゃなくて、子どもの周りの環境か変わったから。
子どもが忙しくなったから、他にも面白いことややらなくてはいけないことががたくさん増えたから。
その上に『子どもの安全』の社会的な重要度が上がったからです。
子どもの安全はもちろん大事。
しかし子どもを守ることで、子どもから何を奪っているのか。
それも同時に考えたほうがいいんじゃないか。
何が何でも昔の外遊びをしなければいけないとは思っていません。
それでも外遊びから学ぶこと、成長することはたくさんあります。
何よりも遊びの選択肢が増えることは子どもの生活を豊かにします。
10年後になくなる職業なんてのが発表されてますが、
10年後になくなる遊びもたくさんある。
ぜひ、忙しい親世代のフォローとして、豊かな遊びを今の子どもたちに伝えてやってください。
とお願いして祖父母講座を締めるのでした。
※座談会で参加者に書いてもらった模造紙です(個人名は消してます)
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イクジイ講座やってます。
和田 憲明
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