金曜日の放課後に中2の長女が頭を打ちました。
友達とyoutube動画の真似をして遊んでいて、床に激突したそうで。
床のタイル跡が右こめかみにクッキリと付くくらい。
どんな動画か知りませんけど、現代的な事故と言うかなんと言うか。
家に電話があり、休みだった妻が対応しました。
頭痛があり嘔吐もしているということで、すぐに迎えに行きました。
「病院に連れて行きましょう」という学校の提案に対して、
「家に連れて帰って様子を見ます」と判断した妻。
「これくらいの状態で、外傷もない状態だったら(私の勤めてる)病院では、様子を見て家に帰されるだけ。
そやから家で看護師の私が様子を見る」
と判断したのでした。
今、救急外来を担当している妻。
「ほんまに子どもは頭をよう打って運ばれてくんねん。
でも、大概は大丈夫やねん」
でもさあ、あとから頭蓋骨骨折がわかったニュースがあったやん。
「あの事件の現場判断はわからんけど、私の病院だけで年間何十人もの子どもが頭を打って運ばれてくる。
でもほとんど何もせずに回復するのが大部分。
楓の状態では病院でも様子を見るという判断をする。
もしなにか異変があったらすぐに私が緊急外来に連れていくし」
この判断が100パーセント正しい保証はありません。病院に行く提案をした学校の判断は当たり前だと思います。
しかし医者に見せたところで100パーセント正しい判断がでる保証もない。
妻はあくまでもたまたま看護師のスキルを持っている『保護者』として自分の判断をしました。
長女は幸いにも重症ではなく、今日は学校へ行けそうです。
ーーー
保育園であずかっている0・1・2歳児もよく頭を打ちます。
保育室は極力安全な環境を作っています。
それでも0歳児はごろごろ転がって、1歳児はよちよち歩いて、2歳児はよじよじ登って、思わぬところに頭をぶつけます。
保育士は、それを承知の上で、子どもを生き生きと生活させ子どもの発達を促すために、子どもを見守り、外遊びにも連れ出します。
もちろん、安全には最大限の配慮をした上で。
それでももし長女のような事故が園児に起きたら、中学校と同じく保護者に一方を入れたあとすぐに病院に連れていく判断をするでしょう。
看護師の妻と保育士が共通して言ったこと。
「子どもは頭を打つもんです」
それを大前提として子どもを見守る。
腹の座ったプロたちの言動を家庭でも職場でも実感した4月でした。
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参考になる記事。
子ども看護専門家・FJKメンバー 新谷まさこさんのブログより
※イラストもこちらからお借りしました。
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くじら保育園海老江園 園長 和田憲明

和田 憲明

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