「夫への怨念を込めて掃除するんです。そうしたら早く終わります」ある女性の言葉に戦慄した。
企業内研修のワークショップの一コマ。テーマはお金と時間。お金と時間とどっちが大事か?という問いに僕のいたグループは全員、時間と答えた。お金があっても使う時間がなければ意味がない。お金は増やせるけど時間は増やせない。お金がなくても工夫次第で楽しい時間はすごせる、というのが主な理由。

既婚女性の多いグループだったので、ここから家事の時間をどう短縮するかという話に発展して、冒頭の戦慄の言葉につながった。それて短縮できた時間は自分の時間になると。もうひとり、資格勉強中の女性は「勉強を始める前に机の周りを片付け始めてしまう。そしたら周りも気になって家中を掃除してしまう」と。気づいたらめっちゃ早く掃除が終わっていて、勉強にとりかかれるそうだ。目標があれば家事もはかどると。

僕は「家事を趣味だと思い込む」と言った。思い込むことで面倒臭い家事の時間が楽しい時間になる。いや、これ本当です。結局、僕を含めた3人ともマインドを工夫していた。どっちみちやらなくてはいけないことなら何らかの形で意欲を高めて一気にやってしまう。でもグループでのフェバリットは4人目の女性の方法。

「子供たちにやらせることで自分の自由時間を増やす」これは子どもの教育にもつながるので一石二鳥だとおっしゃった。子どもたちはもう中高学生だけど、幼児期から徐々に鍛えることで今も継続できているんだとか。素晴らしい。


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和田 憲明

副理事長 / マジックパパファザーリング・ジャパン関西
マジックパパ代表、主夫。娘の誕生を機に主夫となり保育士資格を取得。FJKでは初代理事長、現副理事長を務める。特技は手品、趣味はSF・特撮・アニメのオタク系パパ。 [⇒詳細プロフィール]