「男女平等ってもう古臭いですよね」市民委員の女性がおっしゃった言葉にはっとした。ある市でこの先10年の『男女共同参画行動計画』を策定する委員会でのこと。それを受けて男性委員もおっしゃった。「たしかに、今時学校で男女平等なんて教えないですね」。彼は公立の校長先生だ。
この議論の発端は何かと言うと、基本政策の中のひとつ『子どもの頃からの男女平等意識の情勢』だ。社会全般はどうかわからない。だけど、子どもの社会は進んでる。自分の中学生と小学生の娘2人に『男女平等』なんて概念を説明しようとしても「そんなん当たり前やん!なんでそんなん言うん?」ってなりそう。
もうひとつ議論があった。この会議の中心は『男女共同参画社会』なのだけど、LGBT(性的マイノリティー)の認知が広がりつつある社会で、男女男女と言うのはどうかというもの。「男女をとって、単に共同参画社会とか平等意識という表記にしませんか?」という意見もあった。
ただ、僕が思うには人間はなにか基本があってその上で考えることができるもの。2019年現在の社会で男女という基準をとってしまうと人は考える基盤を失ってしまう。男女があった上での多様な性の認知がここから10年で目指すところじゃないか。
私の長女は左利き。左利きの割合は13人に1人。これはLGBTの割合と同じだそうだ。これを聞いたときに僕にとってLGBTはものすごく身近なものになった。人間は物事を自分に引き寄せないと理解できない。だから男女という表現はまだまだ必要。だけど、10年後に「男女なんて古くさいよね」って社会になってたら面白い。


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和田 憲明

和田 憲明

副理事長 / マジックパパファザーリング・ジャパン関西
保育園園長、元主夫。娘の誕生を機に主夫となり保育士資格を取得。FJKでは初代理事長、現副理事長を務める。特技は手品、趣味はSF・特撮・アニメのオタク系パパ。 [⇒詳細プロフィール]
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