先日、ある会議でプログラムの提案をしたときのことです。
「なんかパッとしないんですよね~。」
昨年度も実施したあるイベントプログラムの、ストーリーと構成についての提案でした。
趣向は変えつつ、イベント参加者にわかりやすく、楽しんでもらえるものを目指して、それなりに自信を持って提案したはずなのに・・・「パッとしない」。
これが、僕の提案に対して挙がった意見でした。
自分の提案が100%通るわけではないのは理解しているつもりですが、それでもまぁショックでした。
なぜ「パッとしない」のか。
理由は大きく二つありました。
物事の捉え方は千差万別
ひとつめの理由は、人によってイメージは全然違うこと。
たとえば、「おばけ」と聞いたときにどんなイメージを持ちますか?
僕にとって、「おばけ」と聞いて最初に思い浮かべる姿は「スーパーマリオワールド」に登場する「テレサ」というやつです。
白くてふわっとした、チョット可愛らしいあいつですね。
ですが、みなさんのイメージはどうでしょう?
幽霊みたいなやつや、ひとつめ小僧やろくろっくび、からかさおばけみたい、普通に妖怪っぽいのまで、きっといろんなイメージがありますよね。
話を聞いてくれている人が、自分と同じものをイメージしてくれているわけではないことを、残念ながら理解できていませんでした。
会心の一撃は頻発しないから会心の一撃なのだ
もうひとつの理由は、ある参加者から出てきた言葉でわかってきました。
「前回のやつがメッチャ良かっただけになんか物足りないんですよね~。」
正直、僕にはどうすることもできません。
でも、この提案から逃げ出すこともできません。
なぜなら、前回の提案も僕が出したものだからです・・・。
自分が、それなりに自信を持っていた企画は否定されたわけですけど、否定されてしまった理由は、自分の企画がよかったから。
ゲーム、映画、漫画など、1作目が大ヒットして鳴り物入りで第2作っていう流れはよくありますが、多くの場合、第2作が物足りなく感じてしまうとか。
会心の一撃はそうそう出るものではないにもかかわらず、次の瞬間、会心の一撃が出ないとがっかりする。
これ、想像以上に難しい問題ですね。
自分の成長は素直に認める
それでも僕に課せられた使命は「昨日の自分を超えること」。
それは簡単ではありません。
自分の成長が比例グラフにあるような直線なら、それほど難しことではありません。
でも、人の成長ってそんな単純なものではありませんよね。
いいときもあれば悪いときもある。
悪いときの次ならいいんですが、いいときの次は「超える」のは難しい。
そんなときは、まず潔く、昨日の自分に負けを認めることから始めるのが大事です。
会心の一撃を出した自分に普通の攻撃が勝つなんて、簡単じゃないからです。
メッチャレベルあげるとか、メッチャいい武器手に入れるとか。
それは昨日の今日でできることではありません。
だから、ここは潔く、出来過ぎた自分に負けを認めようと思います。
まさかこんなことが起こるなんて、昨日の自分には想像もできませんでした。
ホンマ、昨日の自分を超えるなんて簡単じゃない。
でも、そう考えている時点で、昨日の自分より高いステージにやってきたのかもしれません。
以上、頑張れ今日の自分、戦え明日の自分、篠田でした。

篠田 厚志

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