「ゲームひとつで騒然とする社会ってある意味すごい。めっちゃ平和!」
とブログに書いた26日、相模原で凄惨な事件が起きました。
僕の想像力は貧困です。
「安全な日本で、なぜ」=相模原事件、海外でも衝撃
障害者福祉、改善の陰で=論説委員・野沢和弘
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この事件についていち父親としての僕が思うこと。
容疑者は障害者施設に入居している方々を「不要」だと考えた。
この容疑者に関わらず、自分の主観から世間の役に立ってない(ように見える)人を「不要」と考える流れが、今の日本にはあるように感じています。
その流れが今回この容疑者のところで淀んでしまった。
あくまでも私見ですがちょっと広げます。
「1億総活躍社会」「女性活躍推進法」というネーミングからも似たものを感じます。
賃金労働をしていない人は「活躍していない」という前提。
政策内容への賛否ではなくネーミングから感じることです。
そして一気に縮めます。
もし、『家族』の中に賃金労働をしていない人がいるとします。
『家族』はその人を「不要」だと切り捨てるでしょうか。
賃金労働をしない、できない理由はたくさんあります。
子どもである・障害がある・病気である・高齢である・家族のケアをしている・etc
切り捨てませんよね。
どんな人も当然のように包摂するのが僕が考える『家族』です。
どんな人も包摂する家族のような社会でありたい。
父親としての僕にできることは、まず自分の家族を包摂すること。
そしてできる範囲・内容で家族外の人と包摂しあうことです。
『家族』は犯罪を犯した人も切り捨てません。
この容疑者にも包摂してれる『家族』がありますように。
今日の論とはちょっとずれますけど、こんな言葉を紹介して終わりにします。
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和田 憲明
副理事長 / マジックパパ : ファザーリング・ジャパン関西
マジックパパ代表、主夫。娘の誕生を機に主夫となり保育士資格を取得。FJKでは初代理事長、現副理事長を務める。特技は手品、趣味はSF・特撮・アニメのオタク系パパ。
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