今回の長崎旅行の最初は家族4人で平和公園〜原爆資料館に行きました。
妻との話でなんとなく最初はここやな、という感じになったので。
とても充実した資料館、行ってよかったです。
原爆の怖さを訴えるだけでなく、科学的に核兵器を検証した展示はとても見応えがありました。
3年生次女バッキーが写真よりも何よりもいちばん怖がったのがこのオブジェ。
『長崎平和の母子像』
焼かれて天に登っていく人々のイメージ像です。
僕がいちばん恐怖を感じたのは原爆投下までのプロセス年表。
1944年9月18日
ハイドパークで行われた米大統領と英首相との会談において、原爆の使用は日本に対して行うことで一致
1945年4月27日
第1回木定期地検討委員会で、日本の次の17都市が研究対象にあげられる。
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会議によって淡々と原爆投下が決定されていくことに、背筋が寒くなりました。
妻にそれを伝えたら、同じ恐怖を感じていたそうで…
毎年、小学校の平和登校日で戦争を題材にした絵本を読ませていただいてます。
その中で子どもへの伝え方を「戦争の怖さ」一辺倒でいいのか、という議論があります。
これ、毎年のように、それこそ僕が子どものころから議論されている内容です。
今回、長崎の資料館に行って感じたのは、小学生には怖さを伝えるだけでもいいのかもしれないということ。
僕も妻もそう伝えられてきましたが、大人になって『戦争反対』なんて当たり前のことだけじゃなくって『戦争へのプロセス』を考えられるようになった。
もし、小学生のときの「戦争の怖さ」教育がなければ、興味が持続していなかったかもしれない、と思います。
子どもの大人の真ん中にいる中一の長女は、怖いという感覚よりも、興味深そうに各展示を見てました。
そして最後に黙って折り鶴を一羽折りました。
何を感じたのか、思春期は素直に言葉にはしてくれないけれど。
和田 憲明
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