満員通勤電車を利用するようになってから半年、通勤中はもっぱら電子書籍を読んで過ごします。
キンドルアンリミテッドで月980円で読み放題。
おかげでめっちゃ本が読めてます。
なんでこんなに本ばかり読んでるのか。
それは通勤電車で周りを見てもつまらないから。毎朝おんなじようなつまらない顔をした大人ばかりの光景やから。
だから自分も含めてみんなスマホや本に没頭する。
でも、ときどきふと周りを見回すと面白い。
他の通勤客が通勤電車を乗り過ごす工夫が見えます。
スマホや本に没頭してる人。
耳にイヤホンを入れてる人。
合わせ技の人も。イヤホン+スマホはよくいますが、イヤホン+アイマスクなんて人もたまにいる。
日経新聞を器用に折り畳みながら読んでる人(100%スーツの男性)もいて、その技には感心します。
でもこの光景、土曜日通勤のときは大きく変わります。
土曜日は空いてます。座れます。高齢者から子どもまでいろんな人が乗ってます。
周りは違っても僕は習慣で乗ったらまずキンドルを開きます。
でもふと目をあげると、こっちを見ている子どもがいたりする。
主に小学生以下の子供です。
平日に目をあげるとほぼこちらが観察者なんですけど、土曜日に目をあげると逆に観察される側になっていることが多い。
画面に没頭するのは楽しい。
だけど画面に没頭している人と画面を持たずに周りを見ている人との間には非対称性がある。
観察する人・観察される人。
そして観察されている人は観察されていることに気づかない、気づけないのです。
先に書いた「つまらない顔をした大人」というのは自分も含みます。
そんなつまらない顔を子どもに見せている自分というのに気づくと、ちょっと口角を上げます。
・今観察されているかも?
・アルカイックスマイルでよくわからん端末を開いてる40オヤジってどう見えるんやろ?
いろいろある日々ですけど、こんな自問をできる客観性は保っておきたいなぁと思うのでした。
和田 憲明
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