本を書くのは簡単じゃない

このたびご縁あって、大阪教育大学准教授で、ファザーリング・ジャパン関西の理事で、いつも本当にお世話になっている小崎先生(先生と呼ぶことはあまりないんですけど・・・)にお声がけをいただきまして、『家族・働き方・社会を変える父親への子育て支援』の著者の1人として、「父親参加プログラムの実践」を担当させていただきました。

僕にとっては、はじめての著書(共著)になります。

しかしそれが、それがミネルヴァ書房って・・・不思議なものです。

ミネルヴァ書房って言うのは、学術専門の出版社です。

普通の人たちのそれではなく、要は専門書を扱う出版社です。

 

父親への関わりに悩む支援者

今度、某市にて子育て支援者に向けた、父親への関わり方についてのセミナーを担当します。

そんなことはもちろんはじめてのこと。

時代は変わりましたね。

 

父親は子育て支援の場に、支援を受ける側として参加するようになったけど、支援者の側がそれについていけていないことがとても多いということなんですね。

今回、ベストなタイミングで上記の本が出版されることになったので、ぜひともみなさんに買って帰ってもらおうと思います。

 

共著はアプローチが多様で面白い

今回、編者のお一人である小崎先生のおつながりもあり、ファザーリング・ジャパン関係者が多く出版に関わっています。

彼らの、それぞれのテーマへのそれぞれの切り口がとても面白いのです。

普段から関わっている人たちも、本を通じてみてみるとまったく違う人のように見えます。

これは共著の醍醐味といえるかもしれません。

僕も、みなさんの章を読ませていただいて、もう一度勉強してみたいと思いました。

 

ブログと出版は全く違う!

今回、書かせていただいて気付いたことがあります。

毎日毎日ブログを書いていて、書くことには慣れたと勝手に思っていました。

でも、実際に出版向けに書くとなると、全くスキルが違うことに気付かされました。

考えはじめてから、実際に書ききるまでに1週間くらいかかりました。

たった1章書くだけでですよ!

 

なんでこんなに難しかったのか。

自分で振り返ってみて思うことをあげてみます。

  • ブログは、自分の好きなことを、自分の描くターゲットに向けて発信するイメージ。
  • 出版は、決められたテーマを、編者や出版社の描くターゲットに向けて発信するイメージ。

書くとたったこれだけですが、これだけでメチャクチャ変わります。

僕はブログを書いていたおかげで、なぜ書けないかを理解できました。

だから、編者のみなさんにアドバイスをいただいて無事に入稿できたわけですが、そうでなかったとしたら、実際のところもっと苦しんだと思います。

 

そんなだから、この本が手元に届いたことは本当にうれしいです!

そして、ぜひたくさんの方に手に取って読んでもらいたいです!

というわけで、今から予約をお願いします!

チョット専門的な書き方ではありますが、普通の読んでいて面白いですから!

 

以上、世の中変わってきたことを実感する篠田でした。

 


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篠田 厚志

理事長 / おやこヒッチハイカーファザーリング・ジャパン関西
三児の父親。安定の大阪府庁を退職し、NPOの世界へ。 父親の子育てはやれと言われてやるもんじゃなく、できる仕組みを作ることが大切。「父親の子育てをヤバくする」をミッションに活動するファザーリング・ジャパン関西の理事長を務める。[⇒詳細プロフィール]