ご存知ですか?

子どもの自制心を試す実験のことを「マシュマロテスト」とよびます。

マシュマロテスト

(ざっくりとテストの概要)

子どもの目の前にマシュマロを置く。

実験者は席を立ち、マシュマロを食べるのを15分我慢すれば二つ目をあげると約束する。

15分後、席に戻るまでにマシュマロを食べずにいたら二つ目をあげ、食べてしまった子にはマシュマロをあげない。

 

自制心の高い子は、将来の社会的成果が高い可能性があるとか。

さらに、家族がそろっていて、家族の関わりの強い家庭は、自制心の高い子の割合が多いとか。

つまり、父親が子育てに関われば、子どもの将来は高い社会的成果が期待できるとかできないとか。

 

なかなかシンプルではあるけど興味深い実験です。

さて、この実験、息子にやってみた・・・わけではないですが、結果的に自制心を試すことになりました。

 

ことは4月。

USJで名探偵コナンの謎解きを体験したときのこと。

終わったあとのスーベニアショップで時計型麻酔銃型腕時計を購入しました。

息子に「これメッチャ欲しい!誕生日プレゼントこれ!」と強く切望されたからです。

 

今後、誕生日までの間にUSJにくることはないだろうと思ったので買ってやったんですが、誕生日まではお預けに。

それでも、息子は文句一つ言わずに5ヶ月間待ち続けたんですね。

【参照】誕生日プレゼントを待てる男

 

5ヶ月間待ち続けられた息子。

誕プレとして買ったわけなので、当たり前と言えば当たり前なんですが、その自制心の強さに報酬を上げることにしました。

何が欲しいかを聞いて、欲しがっていた本を買ってやりました。

そう、まるでマシュマロテストのように。

 

実験は、すでにある自制心を試すものです。

でも、親としては、自制心の高さを確認するより、自制心を高める方法を知りたいわけです。

結果として、僕はマシュマロを与えてあげること、なぜ与えたかの理由を説明することで、自制心が高められないかを実験的にやってみることにしました。

この効果がいつどんなふうにはかられるかはわかりませんが、子どもの自制心の高まりに少しでも貢献することができるのであれば何よりです。

 

以上、マシュマロテストと言われていますが、マシュマロよりクッキーのほうが好き、篠田でした。

 


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篠田 厚志

理事長 / おやこヒッチハイカーファザーリング・ジャパン関西
三児の父親。安定の大阪府庁を退職し、NPOの世界へ。 父親の子育てはやれと言われてやるもんじゃなく、できる仕組みを作ることが大切。「父親の子育てをヤバくする」をミッションに活動するファザーリング・ジャパン関西の理事長を務める。[⇒詳細プロフィール]