クックパッド問題にみる組織運営のムズかしさ
理事長の篠田です。

最近、クックパッドのビジネスモデルに大変興味を持っていまして、書籍を読んだりWebで調べたりしています。

すると、昨日の日経新聞に「クックパッド内紛」の記事。

【参照】クックパッド、内紛の代償 株価が2週間で3割超下落(2016.2.6)

チョット驚きでしたが、創業者側と現経営者側の方針の違いが原因ということで、まぁよくある話だということがわかりました。

クックパッドの本を読んで知った話ですが、クックパッドの目的はとてもシンプル。

「料理が楽しくなることをやる。それ以外はやらない」

それだけ。

「掲示板は料理を楽しくしないのでなくす」とか、本当に徹底してミッションを遂行しているのがとても印象的でした。

そうした背景を踏まえて今回の問題をみると、「クックパッドの目的は何か?」「それをどのように実現するのか?」を改めて問い直された、ということではないかと思います。

目的は何か

クックパッドに限らず、“目的の明確化” は非常に重要ですが、同時にとても難しい。

自分たちは何者か?
社会にどのような価値を提供するのか?
それによってどのような社会を目指すのか?

こうしたことを言語化するのは、とても苦しい内省の時間を要します。

その険しい時間を乗り越えられたときにはじめて、自分たちのアイデンティティが確立されるのではないかと思います。

クックパッドはこの点はっきりしていました。むしろ次の項目こそが大きな要因ではないかと思います。

優先順位と行動指針

目的が明確化しても、それをどのように実現するのか。

これは企業で“一体的な価値観” を持つことが必要です。

この価値観が一致していなければ、行動指針が生まれません。すると、優先順位付けがちぐはぐになってしまうんですね。

クックパッドの場合、おそらく目的は一致していたはずです。
買収などによる多角化も「料理が楽しくなる」ことだったはずです。

ただ、問題が起きた背景として、優先順位付けが、社内で一致できてなかったのではないかと思います。

経営は難しくもあり楽しくもある

こうやってひとつひとつ見ていくと、ホントに経営って難しいですね。

でも、だからこそ楽しいし、上記が上手くかみ合ったときは、本当に素晴らしい企業になり得ると思います。

われわれファザーリング・ジャパン関西も、ミッションそしてビジョンをつねに念頭におき、そのような組織を目指していきたいと思います。


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篠田 厚志

篠田 厚志

理事長 / おやこヒッチハイカーファザーリング・ジャパン関西
三児の父親。安定の大阪府庁を退職し、NPOの世界へ。 父親の子育てはやれと言われてやるもんじゃなく、できる仕組みを作ることが大切。「父親の子育てをヤバくする」をミッションに活動するファザーリング・ジャパン関西の理事長を務める。[⇒詳細プロフィール]