理事長の篠田です。
先日、宝塚NPOセンターの方との取材時に、とても興味深いお話を聞かせていただきました。
「ニヒリズム(※)との戦い」
これは、テレビ番組「カンブリア宮殿」にコミュニティデザイナーの山崎亮さんがゲスト出演されておられたときに、番組司会の村上龍さんが編集後記のなかで示されていた言葉です。
原文をかいつまんであげると、以下のとおり。
「世間」は消失しつつあるが、それに代わるコミュニティは育っていない。
疲弊した地方の現実、人口減少による全国的な過疎化への想像以上に大きいもので、コミュニティの復元は、単なるヒューマニズムではなく、生産性の急落を防ぐという経済イシューである。
しかしながら、山崎さんの活動は「ひょっとしたらすべてが手遅れかも知れない」という、ニヒリズムとの闘いである。
(参照元:テレビ東京「カンブリア宮殿」)
意味あるの?の答えは「やるっきゃない!」
僕なりの解釈をすると、「自分のやっていることは本当に正しいのか?」を常に問い続けながら取り組む、ということかなと。
NPOは、自分たちが向き合う社会課題に対して、自分たちで導きだした解決策をもって取り組みます。
そんななかで、「本当にこれ意味あんの?」って思うことはよくあることです。
子育てにおいても同じことがよくあります。
それでも、自分を信じて取り組み続けないといけない。
それはある意味で、「ニヒリズムとの戦い」といえるんじゃないでしょうか。
ひと言でいうと「まぁやるっきゃないよね!」ということです。
ブログ更新継続1周年まで、残り327日。
(※)ニヒリズムとは?
ニヒリズムの「ニヒル」は「無」という意味。「ニヒリズム」とは、すべのものは無価値であるとする考え方のこと。 これに陥ってしまうと、「どうせ何やっても同じだ」と逃避したり、意欲がそがれてしまうことにつながっていく。
篠田 厚志
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