人と自分を比べた瞬間に、自分の評価は地に落ちる

篠田です。

前職で人事をしていたとき、よくこんなグチを聞いてきました。

「あの人の方が給料もらってるのに、自分の方が仕事してるなんて不公平!」
「同じ給料やのに自分の方が負担が多いなんてなんか損!」

気持ちはわからないではありません。
僕も考えたことがないかというと・・・あります!
人間ですから。

ただ、最近になって気づいたことがあります。

それは、冒頭のようなひと言を発してしまった瞬間に、実は自分の質を大きく落としてしまっている、ということです。

できない人と比べて卑屈になった瞬間に、同じレベルに成り下がる

誰かと同じ給料で、誰かより高いパフォーマンスを発揮することは果たして損でしょうか?

誰かよりできることをPRできているのに、それを損だと言ってしまったら、能力にふたをするのと同じこと。

そもそも、定められた給料と仕事量は、一体どうやって決まるのでしょう?
そんな定めはどこにも存在しません。

このお給料ならこれくらい・・・などと考えること自体がそもそもナンセンスです。
それも、自分のパフォーマンスにふたをする、もっとも愚かでもったいない話です。

「誰か」は必ず見てくれている

給料とか仕事量とか関係なく、とにかく必死になってパフォーマンス向上に取り組んでください。

文句一つ言わずにメチャクチャ頑張ってる人のこと、まわりの人はきっと見ています。

ダメな人と比べてイライラするより、見てくれている人を見つけてウキウキする。
そのほうがよっぽど健全です。

評価はあとから必ずついてくる

人は、ただ見てくれているだけではありません。
必ず何かを評価します。

その評価がどうなるかは、どれだけ取り組んでいるか次第なんです。

僕も理事長を務めていますが、事務局長時代は何も考えずにただひたすらに仕事をしていました。
給料の多い少ないなど考えもしませんでした。

そうやって、何も気にせずにひたすらこなしまくっていたら、いつのまにか今に至る、という感じです。
誰も見ていないようでも、必ず誰かが見ています。

人はついつい、誰かと比べてしまうものです。

でも、どうせだったらポジティブに比べてみてはいかがでしょう?
自分より明らかにできている人と自分を比べてみるとか。

っていうかそれしかありませんね!


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篠田 厚志

理事長 / おやこヒッチハイカーファザーリング・ジャパン関西
三児の父親。安定の大阪府庁を退職し、NPOの世界へ。 父親の子育てはやれと言われてやるもんじゃなく、できる仕組みを作ることが大切。「父親の子育てをヤバくする」をミッションに活動するファザーリング・ジャパン関西の理事長を務める。[⇒詳細プロフィール]