うちの夫はダメだと言われる人は本当にダメなのか?

「うちの夫、ホンマ・・・」

 

そんなふうにいわれている男性を何人か知っています。

奥さんの評価はこんな感じです。

 

「仕事ばかりで育児に関わってくれない。」
「仕事ばかりで家事を全くしようとしない。」
「家事育児をやろうとしているけどなっていない。」
「すぐに怒るので子どもたちが恐がって近づかない。」

 

「役に立たない!」

 

なるほど・・・。

まぁいろいろあるんですね。

僕はそれなりに子育てに関わっていますが、妻からどう思われているかはわかりません。

「いいとこ取りばっかりしやがって!」っていうのは少なからず思われているだろうと思うので、あまりエラそうなことはいえませんが、最近になって一つ思うことがあります。

 

たぶん、多くの男性はダメじゃない!

奥さんは「ダメだ」と思っているかもしれませんが、そんなことはないんです。

 

先日、奥さんから「うちの夫は・・・」っていわれている男性と話をする機会がありました。

その人は、普段から家に帰ってくるのが遅いので、子どもとのコミュニケーションが全然取れていないそうです。

だから、奥さんは夫に何も期待していない・・・っていうんですね。

 

僕がその男性と話をしたのは、地域の集まりのときでした。

「子どものことを何もしていないしできないから期待していない。」っていわれているその男性ですが、本当のところはどうなんでしょう。

実はその人、子どもたちのことを本当に考えているんです。

その地域の集まりで話されていたことも、すごく魅力的な内容でした。

 

「子どもたちにとって何が魅力かを考えましょう!」
「大人の都合で物事を進める前に、主役が誰かを考えましょう!」

 

メッチャ素敵じゃないですか!

そんなに子どものことを考えているんです!

僕は声を大にしてその奥さんにいいたい。

 

「パパ、メッチャカッコいいよ!」

 

きっとその家庭は、夫婦でゆっくり話ができていないんですね。

そのときの話をご夫婦でされたら、きっと奥さんのイメージも変わるはずです!

 

だから、もっと夫婦の会話を増やしてほしい。

仕事が忙しくて、子どもと直接関わるのは、すぐにはできないかもしれません。

でも、どんなふうに考えて仕事をしているかを伝えられるだけで、ずいぶん変わるような気がします。

 

すると、「じゃあ次は行動で示してみよか・・・」って、次のステージに行くはずです!

 

以上、うちの夫は全然ダメで・・・っていう前に、いいところもあることを知ってください、篠田でした。

 


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篠田 厚志

理事長 / おやこヒッチハイカーファザーリング・ジャパン関西
三児の父親。安定の大阪府庁を退職し、NPOの世界へ。 父親の子育てはやれと言われてやるもんじゃなく、できる仕組みを作ることが大切。「父親の子育てをヤバくする」をミッションに活動するファザーリング・ジャパン関西の理事長を務める。[⇒詳細プロフィール]