日本は、男女平等の取組みが本当に遅れています。
「世界経済フォーラム」が発表した男女格差の度合いを示す「ジェンダーギャップ指数」の報告書(2017年版)によると、日本は144か国中114位ということです。
【参照】日本のジェンダーギャップ指数、過去最低を更新 114位に(huffingtonpost)
前回が111位だったので、さらに順位を下げたことになります。
このご時世で順位を下げたというのはホンマにヤバいことです。
女性活躍推進法が施行され、その取組みがすすめられているところなのに、順位をさげてしまった。
これは明らかに他国に比べて取組みのスピードが遅いことを意味します。
特に政治の世界では深刻です。
国会議員の女性の割合があまりにも低い。
地方議員もそうです。
これだけ少なければ、議長などの職を女性が努めるということも、残念ながらまだまだ当分先の話になってしまうような気がします。
女性議員が少ないと施策が陳腐化する
女性議員が少ないと何が問題なのか?
とにもかくにも議論が単純になりがちです。
女性の活躍だって、男性の視点だけでは本当のニーズを捉えることはできません。
こうした取組みは本来、女性の側の視点が必要不可欠です。
なのに、ここまで少ないと女性の側の視点というものが浮かび上がってきません。
それでは、せっかく素晴らしい法律ができたとしても絵に描いた餅で終わってしまいます。
教育分野ですら男女格差がある?
上で紹介したHUFFPOSTを見ると、男女格差は政治経済にとどまらず、平等が信じられている教育分野にまではびこっているとのこと。
高等教育在学率は、一定の格差が存在しています。
一般的には、男性より女性のほうが大学進学率などは高いはず。
にもかかわらず、日本では女性より男性のほうが多いんです。
その理由は、短大という選択肢。
短大進学者も数に含めると格差というのはなくなるのですが、はたしてそれで良しとなるんでしょうか。
いいはずはありません。
大学で学べることと短大で学べることは違うからです。
こうした実情を垣間みると、日本という国は本当に男女格差を是正する気はさらさらないんじゃないかと思えてきてしまいます。
この女性の生きにくい社会は人ごとではありません。
僕には娘がいます。
大きくなった娘が、この女性の生きにくい社会にでて、苦しむ姿は見たくありません。
その意味でも、カナダのジャスティン・トルドー首相のフェミニズムは素晴らしい。
【参照】“イケメン首相”がつづった、息子たちへのメッセージ 「男らしさのプレッシャーから逃げて欲しい」(huffingtonpost)
(日本は圧倒的に低いレベルですが、16位のカナダですら、男女差別がないわけではありません)
働いていて思いますが、男性よりも女性のほうが絶対に生産性は高いんです。
あと10年で、日本の女性の役割はもっともっと高まっていって欲しいと切に願います。
以上、女性達のエンパワメントを心から応援します、篠田でした。

篠田 厚志

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