「子育て楽しいですか?」
こう聞かれて、楽しいと答えられる人はいったいどれほどいるでしょう。
東京大学とベネッセの共同研究によると、およそ5割の保護者は子どもの将来に不安を抱えているといいます。
【参照】「子どもの生活と学びに関する親子調査 2015」結果速報 5割の保護者が「将来、子どもが自立できるか不安」[PDF]
それはきっとそうだろうと思います。
諸外国との比較を見ても明らかです。
BAVコンサルティングとペンシルベニア大学ウォートン・スクールが「子育てしやすい国ランキング」というのを発表していますが、
1位スウェーデン、
2位デンマーク、
3位ノルウェー・・・ときて、
日本はというと・・・20位です。
また、セーブザチルドレンが発表した「おかあさんにやさしい国ランキング」というのを見てみると、
1位フィンランド、
2位ノルウェー、
3位スウェーデン・・・ときて、
日本はというと・・・32位。
国際的にみて、日本がいかに子育てがポジティブなもの、楽しいものではないか、これを見ると一目瞭然です。
なんで日本はこんなに子育てが楽しくない国なんでしょう。
その理由はたったひとつだと思います。
それは、共感できる仲間が少ないこと。
子どもとの生活はいろんなことがあります。
その日その日の子どもたちの様子、かわいかったことや楽しかったこと、メチャクチャ腹立ったこととか、いろんなドラマが待っています。
みなさんドラマや映画を見て、同じように見ている人を見つけたら話をしたりしませんか?
それと同じです。
それなのに、話をして共感してくれる人がいない子育てっていうのは、本当に寂しいしつまらない。
共感してもらえないことほどつまらないことはありません。
今の日本は、まだまだ子育てはワンオペと化しています。
それが、子育てが楽しくない一番の理由だと思います。
じゃあ子育てを楽しくするにはどうすればいいか?
答えは一つ。
共感できる仲間を増やすことです!
夫婦のどちらかしか子育てしていないなら、まずパートナーをちゃんと仲間にしましょう。
夫婦2人だけで子育てしているなら、子育てしている友達を一人でも仲間にしましょう。
同じ地域だけでなくて、いろんな地域や国に仲間をつくりましょう。
そうすることで、子育ては絶対に楽しくなります!
だからファザーリング・ジャパン関西は、子育てを楽しくするために、仲間を増やそうと思っています。
ぜひ一人でも多くの方にご参加いただければと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
篠田 厚志
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