日本三景のひとつ、天橋立。

ここにくれば当然しないといけないのはもちろん「股のぞき」です。

 

でもこれ、よくわからなくないですか?

そのまんまの景色できれいかどうかが重要であって、わざわざなんで股からのぞかなあかんのか?

先日、ここにくるまで心の底からそう思っていましたね。

 

iPhone逆さまに撮ったら?

ここにやってきたとき、本気で思いました。

 

「iPhoneを逆さ向けて写真撮ったら、同じように見えるんちゃうん?」

 

ですがそれは誤りでした。

 

iPhoneを逆さ向けて写真撮ったら、自動で上下を補正されてしまいました。

つまり、逆さで撮っても、アルバムで見たら立ち見の景色と何ら変わらず。

iPhoneのかしこさはよくわかりましたが、かしこすぎるのも考えものです。

 

まぁよくよく考えたら、これ、撮った写真を逆さ向けて見たら成立するんですけどね。

それを知ったのは写真を逆さ向けて写真を撮り終えたあとのことでした。

 

写真ではわからないから日本三景

カメラでは、逆さまに見ても素晴らしさが全く伝わってきませんでした。

やっぱりライブで見るのが一番ってことなんですね。

天橋立股のぞき

天橋立股のぞき

実際にやってみると本当に違います。

天橋立は、股からのぞくことで、本当に景色が変わるんです。

ある研究によると、逆さに見ることで遠近感がなくなるとか、空と海の区別がつかなくなるとかで、そのため、股からのぞいた景色が、神様のいる天上世界そのものだといわれるようになったんだとか。

体固いので、ずっとは見ていられませんが、本当にこれ、一瞬だけですが、不思議な光景になるんです。

まさに日本三景にふさわしい神々しい景色でした。

 

子どもの頃はよくわかりませんでしたが、大人になってやってみると、チョット感動します。

なので、天橋立に旅行するときは、ぜひ大人同士でくるようにしましょう。

子ども達にはただの拷問です。

 

以上、松並木を歩けば股のぞきはきっとよく見えます、篠田でした。

 


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篠田 厚志

理事長 / おやこヒッチハイカーファザーリング・ジャパン関西
三児の父親。安定の大阪府庁を退職し、NPOの世界へ。 父親の子育てはやれと言われてやるもんじゃなく、できる仕組みを作ることが大切。「父親の子育てをヤバくする」をミッションに活動するファザーリング・ジャパン関西の理事長を務める。[⇒詳細プロフィール]