夏休みが終わろうとする直前で、大きな課題として立ちはだかるものがあります。

 

「自由研究」

 

自分にも経験ありますがこれがなかなか大変です。

夏休みの宿題そのものが本来必要なものかどうかを疑っているフシはあるんですがそれはさておき・・・

 

夏休みの自由研究は本来、プロセスを意識して取り組めばメッチャいい宿題です。

製作物をイメージして、

「どんなのを作る?」
「何を使って作る?」
「どうやって作る?」
「いつまでに作る?」

タスクごとにきちんと考えれば、プログラミング的な考え方や取り組み方を学ぶこともできます。

でも、その意義をちゃんと教えてあげないと、負担だけ大きなただの課題に成れ果てます。

 

時間がたっぷりある夏休みのはじめの頃は、総じて大きな目標をたてがちです。

ただ、大きいだけでロードマップを描けなければなかなか手をつけられないし、そうこうする間にタイムアップが迫ってきます。

するとどうなるかというと・・・簡単なキットでとりあえず終わらせるところで着地します。

 

長男の課題もまさにそれ。

夏休み当初の予定「タイムマシンの研究」

夏休み中盤の予定「電磁コイルを使った水力発電所」

 

息子らしくて面白いから応援してたものの、一向に進む気配がなく、残り1週間になってとりあえず木工で椅子でも作ろうって話になりました。

 

「それはちゃうんとちゃう?」

 

そうやって息子と話し合いをはじめたら・・・妻激怒。

 

「なんでもっと早く相談に乗ってやらへんかったん!?」

 

それはごもっともです。

でも、そんなに時間があるわけではありませんしなかなか難しいですよね。

 

おそらく多くの家庭がそうだろうと思います。

そんな風にならないためにも、大人がちゃんとその意義を理解してやらんといけませんね。

 

以上、長男、最後の年でようやく気づく篠田でした。

 


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篠田 厚志

理事長 / おやこヒッチハイカーファザーリング・ジャパン関西
三児の父親。安定の大阪府庁を退職し、NPOの世界へ。 父親の子育てはやれと言われてやるもんじゃなく、できる仕組みを作ることが大切。「父親の子育てをヤバくする」をミッションに活動するファザーリング・ジャパン関西の理事長を務める。[⇒詳細プロフィール]