日曜日の晩。

僕は、疲れた体を休めるためにソファーでダラダラと「銀魂」などを読みふけっていたところ、妻が映画を見ると言いだしました。

自分の価値観にとどまらないことが、新しい感動と発見につながる

『君の膵臓をたべたい』

 

なんかいろいろと注目されていた作品でしたね。

僕も名前くらいは知っています。

知ってはいたものの、どうにもタイトルに惹かれなくて、手つかずのままでおりました。

膵臓(すいぞう)、そして、それを食べたい。

うーん、どうしても恋愛、純愛っていうのが全く伝わってこないし、むしろグロテスクなイメージが先行します。

 

それほど興味もなかったんですが、ちょうど職場で話題に上がった映画でもあったので、銀魂を読みながら映画にも目を向けることにしたんですが・・・

 

この映画、ヤバいです。

 

基本的な構成は、よくあるパターンというか、わりとわかりやすい設定でした。

大きな動きもなく淡々と進んでいくシナリオに、「あぁ、心清らかな映画やなぁ。」と。

でも、後半からラストにかけて、世界が一気に動き出すと言うか。

ものすごくシンプルな伏線と、伏線の回収によって世界が急に一本の線になってドッと押し寄せてくるさまは、圧巻のひと言です。

伏線の回収なんて本当に見事のひと言につきます。

 

これ、ホンマに見て良かったです。

久しぶりに映画で感動して泣きました。

自分の価値観だけを頼りにしていたら、こんなに感動することはできなかったと思います。

今まで『君の膵臓をたべたい』という意味も知らずに、避けてばかりいてごめんなさい。

9月からは劇場版アニメも公開されるので、まだ見ていない方はぜひどうぞ!

 

以上、銀魂がいてくれたおかげで号泣せずにすみました、篠田でした。

 


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篠田 厚志

理事長 / おやこヒッチハイカーファザーリング・ジャパン関西
三児の父親。安定の大阪府庁を退職し、NPOの世界へ。 父親の子育てはやれと言われてやるもんじゃなく、できる仕組みを作ることが大切。「父親の子育てをヤバくする」をミッションに活動するファザーリング・ジャパン関西の理事長を務める。[⇒詳細プロフィール]