少し前に「同調圧力」という言葉についてのある記事を発見しました。
🔗帰国子女の娘がクラスで浮いた存在に… 鴻上尚史が答えた戦略とは?(AERA dot.)
その記事は、日本社会の問題の根本には「同調圧力の強さ」と「自尊意識の弱さ」があるとまとめられていて、同調圧力との向き合い方に多くの共感をよんでいました。
大いに賛成です。
ですが、「同調圧力」だけでなく、いかに自尊意識を高めるかも同時に考えなければいけません。
海外にだって同調圧力はあります。
アメリカで9.11のテロが起こったとき、アラブ系アメリカ人は、アメリカ人であるにも関わらずアラブ系であるというだけで蔑まれたといいます。
誰かがそれを指示したわけではありません。
それでもアメリカ全体が、アラブの人たちに冷たい目線を送るんです。
それはたしかに同調圧力と呼ばれるものでした。
「同調圧力」だけでなく「自尊意識」もしっかりしないといけません。
日本人は本当に自尊意識が低いです。
そこに「自分と同じように低くあれ!」という同調圧力が加わったらもう目も当てられません。
それこそが日本に根付く本当に悪者・・・な気がします。
2つの問題を同時に解決することは難しい。
本当に難しいですね。
難しいですけど、子ども達にはこの2つを同時に背負わないように育って欲しいものです。
以上、まずは自尊意識をしっかり高めよう!篠田でした。
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篠田 厚志
理事長 / おやこヒッチハイカー : ファザーリング・ジャパン関西
三児の父親。安定の大阪府庁を退職し、NPOの世界へ。 父親の子育てはやれと言われてやるもんじゃなく、できる仕組みを作ることが大切。「父親の子育てをヤバくする」をミッションに活動するファザーリング・ジャパン関西の理事長を務める。[⇒詳細プロフィール]

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