6グループで合計100箇所以上見つかった校区の危険箇所。
でも、それらの指摘を全て市に報告するわけではありません。
青少年指導員が選別して優先順位の高いものだけを報告します。
たとえば報告を見合わせるかもしれないと言われていたのはこんなの。
※現場での会話から和田が拾ったもので、公式の文書に載ったものではありません。
ーーー
Q:
道路と斜面の境にある鉄の柵。
この幅が広くて、幼児の頭が通り抜けてしまう。
鉄の柵の幅を狭くするか、板などで隙間を塞いでもらえないだろうか?
A:
柵の幅は規格で決まったものを使っているので交換はは困難。
隙間を板などで塞ぐごとは可能。
でも塞いだことで安心した幼児がもたれかかったりするかもしれない。
もたれることで別の危険が発生するかもしれない。
これははっきり安全と危険の境界がわかるように「柵」として設置したもの。
幼児にもこの意味はわかるようになってほしい。
幼児が危ないからとなんでも蓋をしてしまうことで、幼児自身の危機回避能力が育たないのではないか。
子どもを守ることで子どもから成長の機会を奪っている場合があるのかもしれない。
ーーー
予算や手間など行政側の都合もあるかもしれませんし、半分は現場での個人的見解です。
どちらにせよ安全と予算、安全と成長、バランスをとるのはほんまに難しいと感じました。
正解はないですもんね。
100のうち最終いくつ市に報告されたのかは伺ってませんが、仕分けされる青少年指導員さんにも頭が下がります。
さて、ウチの班には箕面市警察で道路標識などを担当されている警察官が同行してくださいました。
次回は警察官に教えていただいた豆知識を3つ、ご紹介します。
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和田 憲明
副理事長 / マジックパパ : ファザーリング・ジャパン関西
マジックパパ代表、主夫。娘の誕生を機に主夫となり保育士資格を取得。FJKでは初代理事長、現副理事長を務める。特技は手品、趣味はSF・特撮・アニメのオタク系パパ。
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