68万人いると言われる潜在保育士の一人です。
事情があり保育所保育指針を読み直しています。
※保育所保育指針(ほいくしょほいくししん)とは
厚生労働省が告示する保育所における保育の内容に関する事項及びこれに関する運営に関する事項を定めた文書のこと。
こちらで全文読めます。
保育所保育指針
保育所保育指針解説書
指針の文書だけじゃなくて、解説書までネットで読めるとは!
いい時代ですね。PDFでは読みにくいというかたは書籍が出てます。
保育所保育指針解説書
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上記2つとは別に厚労省監修じゃない民間の解説ハンドブックも読みました。
本自体の評論やダメ出しが目的じゃないのでリンクは控えます。
※上の写真の書籍ではないのでご注意を!
その解説ハンドブックの内容は、保育所保育指針の中から保育現場で必要なポイントをピックアップして解説したもの。
図やイラストが豊富で読みやすい。
アマゾンでの評価も高い。
でも、僕には読んでてどうしても拭えない違和感がありました。
それはイラストに登場する大人の性別。
保育現場の解説本なので、イラストに描かれている大人はほとんどが保育士。
その中で男性として描かれた保育士は3人。
男性保育士が3人も登場してるのは先進的!と思われたかもしれません。
ところがイラストの多いこの本、保育士は全部で133人登場しています。
女性保育士130人に対して男性保育士は3人。
保護者のイラストにいたっては母親14人に対して父親は0人。存在していません。
保母の職業名が保育士になったのは1999年。
もちろんこの本の中でも保母という記述はなく保育士で統一されています。
保護者に関しても本文では母親、お母さんという記述はなく、すべて保護者で統一されています。
イラストの内容を一枚一枚見る限りはそんなに違和感がないんですが、
一冊通すと保育園児に関わる大人は98パーセントが女性というイメージになっています。
無意識に子育てに関する責任者は女性だというバイアスがかかってるんだろうなぁ。
それが端的にわかるのが本文・イラストではなくてイラストについた吹き出しでした。
『中』に続きます。
和田 憲明
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