本は物か情報か?と問われれば、僕は基本的に「物」として捉えているわけです。
だから本自体の見た目も大事。

本の見た目といえば、読書中よりも重要なのが本棚に収まってる状態。
なぜなら本を見る時間は、読書中よりも圧倒的に本棚に並んでる状態のほうが長いからです。
本棚は本を収納するところではなくて、本を展示するところです。

僕の本棚に興味がある人なんていないのに、誰に向かって展示するのか?

服装と同じです。
僕のファッションに興味ある人なんていないけど、自分の服装は気にする。
他人が気にしてなくても、自分がどんな本を読むような人間か、どんな本を読むような人間でありたいか、ということを意識はしていたい。
万一気にする人が現れた時、恥ずかしくないようにしていたい。

服装と同じなら当然、見た目だけで展示してる本もある。
たとえば、

 

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『ターベルコース・イン・マジック』(テンヨー)

マジックの百科事典。日本での初版が1975年。僕が1歳のとき!
ネタが古くて読みにくい。
ついつい新しい刺激的なネタに流されて、この本はほとんど開いたことありません。
でも、これが本棚の見える場所に並んでるだけで一流マジシャンの気分。
これは『自分だけのこだわり』。

たとえば、

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『関ヶ原 上巻・中巻・下巻』司馬遼太郎(新潮社)

初版は昭和41年!!(父が21歳のとき)
実家の父の本を持ち帰って20年。
まだ3ページしか読んでません。
完全に『自己満足のファッション』勝負パンツみたいな?
(でもいつかは読んでやろうとは思ってる)

このシリーズ、あと2回くらい続きそうです。


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和田 憲明

副理事長 / マジックパパファザーリング・ジャパン関西
マジックパパ代表、主夫。娘の誕生を機に主夫となり保育士資格を取得。FJKでは初代理事長、現副理事長を務める。特技は手品、趣味はSF・特撮・アニメのオタク系パパ。 [⇒詳細プロフィール]