先週、PTA総会のドレスコートについて書きました。
TPOって大事です。
固い場に出るときにはスーツ着たほうがいいし、ジャージは徒歩3分以内のコンビニまでやし、パジャマでは人前に出ないほうがいいし。
服装にはフォーマルとカジュアルがあります。
外で読む文庫本にもフォーマルとカジュアルがあります。
と、仮説をぶち上げてから始めます。
「菊と刀」とか「レ・ミゼラブル」の文庫本なんかはフォーマル。
人前で堂々と表紙つけたまま読める。
(どっちも読んだことないけど)
逆に人前で堂々とカバーを広げて読みにくい文庫本もあるわけです。
例えばこんなの
あえて僕の本棚から人前で読みにくい文庫本をチョイスしてアップします。
ああ、恥ずかしい。
内容に関して、なにか後ろめたいことがあるわけではありません。
どちらも面白くてタメになる本です。
ジャージ着てても自分は自分と同じこと。
でもこの表紙を電車で40男が読んでたり、近所のマクドで知り合いのパパが読んでたらどうですか?
古から、李下に冠を正さず、と言うではありませんか。
PTA会長として誤解を生むような行動は慎むべきなのです。
(ザ・自意識過剰)
こういった本を人前で読むこときの裏技を、20代のときに読んだ沢木耕太郎さん(だったかな)から仕入れました。
それは…
カバーを外すこと。
沢木耕太郎さん(だったかな)の旅行記でのエピソードはこんなの。
ーーー
ブックカバーを外す習慣のある著者。
中近東で滞在したホテルの部屋に日本の文庫本を並べておいた。
そこのホテルマンから
「あれはオマエが信じている宗教の聖典か?」
と聞かれた。
ーーー
ほら、荘厳でしょう!
どんな恥ずかしい文庫カバーでもカバー下の装幀はフォーマルなんです。
あと、忘れてた。
「ブックカバーをする」ことで文庫本の見た目問題一挙解決なのは気づいております。
ただ、私はブックカバーが嫌いなのです。
紙のブックカバーがさがさするし、布のやつ付け替えるのは面倒くさいし。
そもそもなんで自分が選んだ本のタイトルを自分からも隠さなアカンの?隠さなアカンような悪いことしてへんし。
でもカバー絵から誤解受ける場合もあるやんなぁ…みたいな。
ややこしいおっさん心。
ーーー
この読書論シリーズ、本の内容には一切触れません。
パパが本を読むときの「見た目」だけに特化して書きます。
あ、見た目も中身も後ろめたい本に関してはアイディアありませんから。
自己責任でお願いします。
ーーー
『深夜特急』沢木耕太郎
(文庫カバーのエピソードかあるかどうかは保証しません)
和田 憲明
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