ダンボールバカ島津です。
みなさん、物が届くって、楽しみですよね。
この前、事務所でアマゾンの箱について話題が上がったのでそのことについて少し考察してみたいと思います。
アマゾンの箱はスカスカ
これ、気になった方も多いのかもしれません。
SDカードのような小さい物でさえ、一抱えもあるような箱に入って届くことありますよね。
開けてみると【チョコン】と箱の真ん中にビニールで貼り付けられた箱で届いて
「もっと小さい方が効率よさそうなもんだけど、、、」
と思うのも無理は無いと思います。
アマゾンは多品種小ロット発送
アマゾンは本当に様々な物を取り扱っています。
それを、「梱包する人」「運ぶ人」のコストと、箱を最適化するコストを考えたとき、アマゾンは「梱包する人」「運ぶ人」に合わせた方がコスト削減に繋がると考えたんでしょうね。
同じような箱を使うことで、「梱包する人」は箱をあまり選ばなくても済みます。
「運ぶ人」も、大きさがバラバラになることで積み方を考えたり、荷崩れを考えたりすることあまり考えなくても済みます。
その逆は?
以前、某大手さんのカーナビのパッケージの「縮小化」に挑んだことがあります。
パレットにあと1列増えるだけで、1回の輸送にかかるコストを飛躍的に抑えることができます。
中身の緩衝性を落とさず、箱のサイズを落とす。
数ミリのサイズを落とすために、ダンボールパッケージの設計者は日夜試行錯誤しているんですね。
業界改革ということ
通常ダンボールは、中身が同じ大きさのものを梱包するというのが物流の中で前提でした。
「中身に合わせて箱がある」
という【中身ありき】が常識ですし、もちろん今も主流です。
しかし、アマゾンのような通販ができたことで、
「箱に入るよう中身をつめる」という、ある意味で【箱ありき】で出荷するほうが効率がいい業態ができたことになります。
インターネットの普及、通販の普及がダンボール箱のあり方を変えてしまったんですね。
島津 聖
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