日曜日は家族皆いそがしかったので、月曜夜に母の日のケーキを食べました。
ケーキ代はパパと娘2人のワリカンです。
で、今日はそんな感謝の日に水を差すような話題。
昨夜は私の方が帰りが早い事がわかっていたので、晩御飯を私が作ることが決まっていました。
豚の生姜焼きを作って妻の帰りを待っていると、陽気な帰るメールが。
「今から帰ります♪ちらしずし貰ったから晩御飯いりません。みんなでちらしずし食べよう!」
晩御飯もう作ったのに、ちらしずし買ってくるってどういうこと?
それに生姜焼きには白ご飯でしょ。ちらしずしは合わへんやん!
と、心がざわついた、いや、正直腹が立った私。
でも、私が腹を立てたのには2つの誤解、勇み足がありまして。
1 メールの「貰った」を「買った」と誤読してた
2 妻は夕飯のおかずが生姜焼きとは知らない
お恥ずかしい。
帰ってきた妻が「ちらしずし、職場でくれはってん」と教えてくれ、
みんなで生姜焼きをおかずにちらしずし食べたら、別に悪くなかった…という。
そのあと平和に母の日ケーキを食べましたとさ。
母の日、「妻には感謝しかない」という表現をいっぱい目にしました。
私はこれがあんまり好きじゃない。
明らか嘘やから。
いやいや、あえて言ってるとか、自分でも気づかずに言ってるとか、いろいろあるんやろうとは想像しますけど。
でも「感謝しかない」って表現は、たとえばプロ野球選手が、
「ファンの皆さまには感謝しかありません」
みたいな、遠くてあいまいな関係性でリップサービスで使うものだと思ってます。
夫婦という近しい関係で「感謝しかない」なんてことはありえない!
感謝ももちろんあるけれど、愛憎の念が入り混じり、生活は悲喜こもごも…
ってのが本心で、それでも一緒に暮らしているから素晴らしいんです。
「明日も遅なんねん。のん、晩御飯な」
「作れる?」でも「作ってくれる?」でもないこの表現。
明日の晩御飯も作らせてくれるなんて、妻には「感謝しかありません」
(あの、私も遅くなるんですけど)

和田 憲明

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