こうもんパパです。
夏休み明け、新学期の生活リズムに慣れてないのか朝おとなしかった子どもたち。
1週間でようやく調子が戻りました。
朝の挨拶を終わって学校のグラウンド沿いの帰り道、フェンス越しに元気に友達同士で遊んでいる子どもたちの姿が見えます。
中には僕を見つけて大きく手を振ってくれる子も。
その中に必ずグラウンドの隅っこにうずくまって、独りで地面をごそごそしたり、葉っぱをちぎったりしてる子がいます。
グラウンドの隅っこの子の姿は僕自身の姿。
僕も子どもの頃、学校では校舎の裏で独り毛虫と遊んだり、家ではひたすら恐竜の絵を描くのが好きでした。
親から
「外で友達と遊んできなさい!」「なんであんたには友達ができひんの?」
先生や同級生から
「和田くんはもっとしゃべりなさい」「和田くんは暗い」
と繰り返し言われて(ほっといてえや)と思うと同時に、暗くでしゃべらなくて友達のいない自分は悪いのかななんて思っていました。
社交的でコミュニケーション上手な人が評価される現代社会では、内向的な人の評価は相対的に低い現実があります。
友達の輪に入らない子を心配したり、人の輪の中に引っ張り込もうとする大人がいます。
でも一説によると人類の3割はもともと内向型。
そんな内向型人間の持つ力を取り上げた本が話題になっています。
内向『的』じゃなくて内向『型』という訳語が元々生まれ持った性質という感じです。
この本の作者の体験
「キャンプってみんなで集まって静かに本を読むんだと思ってたの。
でも騒がしくゲームをする中に入りなさいって言われてすごく嫌だったわ」
うん。この気持ちすんごくわかる(笑)
僕も大勢で山の家にでかけて、隅っこでプラモデルを作ろうとしたけど辞めされられてすんごく嫌だった。
「キャンプや山の家で独りで本を読んだりプラモデルを作ることが正しい」
と主張しているわけではありません。
大勢で賑やかにすることが嫌な子がいるということです。
内向的な子どもは友人と賑やかに過ごすより、一人で自分のやりたいことを掘り下げるほうが好きです。
でもほとんどの子は心配いりません。
子どもの頃は友達と過ごすのが苦手でも、大人になったら必要に応じて社交的に振舞えるし、いつもいつも社交が嫌なわけじゃなくなる。
独りで過ごす時間のうちに、いろいろ考えて成長してるんです。
グラウンドの隅っこで独り遊んでる過去の自分を見守るのが、こうもんパパのひそかな朝の楽しみ。
フェンス越しに、邪魔しないように。
和田 憲明
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