takaitakai

島津@事務局です。

4才の娘がいるのですが、家庭内で娘からするともっぱら「遊んでくれる」担当です。

みなさんは子どもたちとはどんな遊びをしていますか?

よく講座に来てくれた子どもたちとも遊びますが、その遊びに関わる3段階について書いてみたいと思います。
(ちょっと”男の子寄り”なところはご了承ください。だって元男の子ですから)

レベル1「安全なやつ」

子どもたちに向かって、笑顔と一緒に手のひらを向けてあげます。

このとき「はい!」と声と添えてもいいかもしれません。

ほとんどの子どもたちはその手の平に合わせてくれるか、タッチをしてくれます。

そして、ときどきサッとよけてください。

するとそれが「遊び」になって、子どもたちは夢中で手のひらを追いかけてくれます。

「あ、この おとなは あそんでくれようとしてるんだ」

なんとなくこれが伝わった瞬間がレベル1「安全なやつ」です。

レベル2「体当たりしても大丈夫なやつ」

ここは、「むちゃを受け止めてくれる」という意味で少々荒っぽい関わり方になるかもしれませんが、

文字通り「体当たり」をしてきます。

「お相撲ごっこ」とか、ヒーローになりきって頭突きをしてきたり、「ちゃんばら」なら”めった切り”です。

大人は壊れないオモチャだと思っています。

度が過ぎると注意をしないといけない事もあるかもしれませんが、それだけ子どもの中では「遊んでくれる大人レベル」が高い段階だと思います。

レベル3「尊敬できるやつ」

ここはある意味での「大人げなさ」全開の状態です。

そして大人自身も「仕事」や「趣味」としてできるくらいのスキルが必要です。

そこが子どもの「憧れ」と繋がる時、おそらく一生忘れない記憶として残るレベルとなります。

例えば
①雪でかまくらを作っているときに「そこどいとれ」と振り返ると父親がミニクローラーで大量の雪を運んできてくれた。
②近所のおじさんが竹で剣を作ってくれた切れ味がすごすぎた。
③家を建てるときに職人さんが壁を塗る姿を見ていたら「やるか?」と誘ってくれ一緒にやった。

子どもながらにどう工夫してもできなかったことを、想像を超えた規模でやってくれたことなどは、
「この大人はすごい」という尊敬の対象になるレベルです。

 

いかがでしょうか?

そして、ここで大切な事は、おそらく一番楽しんでるのは「大人」だという事。

「ただ楽しくて一緒にやった」「実はちょっと見てほしかった」

という大人が持つ「子どもごころ」というExp(経験値)を増えた結果のレベルアップなのかもしれません。

自分の年齢=子ども歴

そう考えると、レベル3になれる可能性はまだまだたくさんあるように思います。


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島津 聖

ダンボール王子 / 事務局長ファザーリング・ジャパン関西
2016年4月よりファザーリング・ジャパン関西の事務局長に就任。[⇒詳細プロフィール]