篠田です。
先日、車を運転していてこんなことがありました。
高速道路を走っていたときに前に車が横入りしてきました。
運転中は感情的になりやすく、横入りとかされるとものすごいイラっとするんですが、その日はまったく腹が立ちませんでした。
なんでなのかなと思っていたら、運転する際のある前提条件が違うことに気づきました。
自分のペースに制限がかかっている
その日は、ファザーリング・ジャパン関西のイベントで、車に山のようなダンボールを積み込んでいました。
重い荷物でタイヤに負担をかけないために、車のスピードに制限がかかっていたんですね。
いつもより遅いスピードだったがゆえに、横入りされても自分のペースが乱れなかったんです。
ペースを乱されないと腹が立たない
人が腹を立てるのは、だいたい自分の思いどおりにいかない場合です。
子育てもそうですよね。
自分が思ったとおりにはいかないものです。
それを、はじめからわかっていれば、ペースやリズムを乱されることはありません。
車の運転も、はじめからゆっくり走っていれば、ペースを乱されることは少なく、イラットすることもずいぶん減るのだと思います。
制限をかけておくことがペースを守ることに繋がる
制限がかかっていないほうが、自分のペースが守られると思われる方もいると思いますが、それは残念ながら違います。
車はアクセルを踏めば踏むほどスピードがでますが、そうすると、他の誰かのペースに巻き込まれたときに、自分のペースは大きく乱されることになります。
するとやっぱり腹が立ちます。
逆に、はじめから制限がかかっていることを認識していれば、ペースが乱されることはほとんどありません。
すると、自然と腹が立たないものなんです。
とにかく自由度を高めるのは逆効果です。
あまりにも制限をかけすぎてもダメですが、一定の制限をかけること、そしてその制限を認識することは、車の運転にとっても子育てにとっても、イライラしないという点でとても大事なことなんですね。
篠田 厚志
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